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佐藤 健一

更新日:2026-01-18

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電子メールマーケティングの成果を高め、投資に見合う結果につなげたい企業にとって、まず優先したいのが「メール到達率」の改善です。

メール到達率は、配信したメールが狙った受信者に届くための重要なカギになります。

メールが正しく受信トレイに届くようになると、エンゲージメントやコンバージョン率の向上も期待できます。まさに、メール到達率が担う役割です。

ここからは、メール到達率とは何か、そして改善のポイントを押さえていきます。

以下のコツを活用し、メール到達率を高めてターゲットとする読者の目にメッセージを届けましょう。

メール到達率

パート1:メール到達率とは?

メール到達率には複数の要素が関わります。基本となるのは、メールが想定した受信者の受信トレイに届くことです。迷惑メールとして判定されたり、技術的要因によってフィルタリングされたりする場合もあります。

つまり重要なのは、メールが行方不明にならず、迷惑メールとして分類されない状態を実現できているかどうかです。

メール到達率とは

出典:media.istockphoto.com

メール到達率とメール配信(配信完了)の違い

項目 メール配信 メール到達性
定義 ESPが受信者側のメールサーバーへメールを送信する仕組み。 迷惑メール判定などのチェックを回避し、受信者の受信トレイに届くまでの一連の流れ。
率の算出 受信トレイに入ったかどうかに関わらず、メールサーバーへ配信できたメールの割合。 各種チェックやスパムフィルターを通過し、受信者の受信トレイに届いたメールの割合。
受信者側のメールサーバーには届いたものの、スパムフィルターにより受信トレイには入らない。 スパムフィルターや各種チェックを通過し、受信者の受信トレイに届く。

メール到達率の目安は?

  • メール到達率は90%〜98%を目安にする。
  • 95%を超えられれば理想的だが、バウンス率は3%未満に抑える。
  • 迷惑メール報告率は0.08%未満に維持する。

どうすれば達成できる?

  • EngageLabのような信頼性の高いメール配信プラットフォームを活用し、配信状況を追跡する。
  • SPF、DKIM、DMARCなどのセキュリティ設定を行い、正規の送信であることを証明する。
  • 業界のベンチマークを確認し、自社の到達率がどの水準かを把握する。
  • メール運用チームと連携し、到達率の目標設定と達成に取り組む。

なお、技術的な不具合や受信箱の混雑など、コントロールが難しい要因もあります。

それでも、適切なツール選定とチーム連携を行うことで、メール到達率の改善は十分に見込めます。

パート2: メール到達率に影響する要因

メール到達率は、メールマーケティングの成果を左右する重要な要素です。

丁寧に作り込んだメールが受信箱に届くか、迷惑メールフォルダに振り分けられるかの分岐点になります。

到達率は単一の指標ではなく、複数の要因が絡み合って決まります。

配信遅延や到達不良につながりやすい主な要因は次のとおりです。

  • IPレピュテーション(送信IPの評価)が高いほど、受信箱に届きやすくなる。
  • 送信者レピュテーションのスコアが低いと、バウンスが増えたり迷惑メールフィルターにかかりやすくなる。
  • ISPは受信者の反応を監視しており、開封率が低い、クリックが少ない、購読解除が多い場合は迷惑メール扱いされやすい。
  • 件名、プリヘッダー、本文にスパム判定されやすい語句が含まれると、迷惑メールフィルターが作動する。
  • その結果、迷惑メールフォルダに振り分けられることがある。
  • バウンスが多い場合は、レピュテーション低下や過剰送信が疑われる。
  • また、休眠アドレスへの配信が発生している可能性もある。
  • メールボックスプロバイダーは大口送信者を厳しくチェックする傾向がある。
  • そのため、高い到達実績を維持する難易度が上がりやすい。

そのほかにも、メール本文の内容、リストの健全性、ドメイン認証、法令順守などがメール到達率に影響します。

一般的に、配信遅延を引き起こしやすい要因はどれでしょうか?

最初に確認すべきなのは送信者のレピュテーションです。

送信者スコアが十分でない場合、配信が後回しにされやすくなります。

メール到達率に影響する要因

出典:https://media.istockphoto.com/

パート3: メール到達率を改善するベストプラクティス

メールは「受信者に届いて初めて価値がある」ものです。

メール到達率の改善とは、迷惑メールフォルダではなく受信箱に届ける状態を作ることを指します。

ここでは、より多くの受信者にメールを見てもらうために、到達率を上げるシンプルな方法を紹介します。

IPをウォームアップする

ISPのフィルターに「信頼できる送信元」と認識してもらうには、少量から段階的に送るIPウォーミングが有効です。

まずは関心が高く、反応が見込める受信者に絞って配信します。

開封などの良好な反応が増えるほど、ISPからの信頼が積み上がります。

その後は送信数を少しずつ増やし、最大の配信ボリュームに近づけていきます。

段階的に増やすことで「実在する相手に関連性の高い内容を送っている」と判断されやすくなります。

結果として、スパムではないことを示しやすくなります。

SPF(送信ドメイン認証)を設定する

SPF(Sender Policy Framework) は、メールの正当性を示すための仕組みです。

受信側サーバーに対し「このメールは正規の送信元から送られた」と伝える役割があります。

SPFを設定しておくと、送信元を完全に検証できないケースでも、メールが受信トレイに届きやすくなります。

受信側で正当な送信元として評価されやすくなり、到達率の改善が期待できます。

メール到達率:SPF

送信者レピュテーションを確認する

メールが届かない原因の1つとして、送信者スコアが影響している可能性があります。

送信者スコアは、送信元メールサーバーの信頼度を示す評価指標です。

Return PathのSender Score(送信者スコア)は、配信解除や迷惑メール報告の状況をもとに、サーバーを数値で評価します。

スコアは0〜100で、高いほど良好です。定期的に確認し、状態を把握しておきましょう。

Sender Scoreは無料で確認できます。送信者レピュテーションを高める方法としては、A/Bテストも有効です。

エンゲージメントを最適化し、迷惑メール報告の抑制につながります。

メール到達率:A/Bテスト

多くの大手インターネットサービスプロバイダー(ISP)は、Feedback Loop(FBL)という仕組みを提供しています。

これは、受信者からの苦情情報をメール送信者が受け取れる仕組みです。

Yahoo、AOL、Microsoftなどは比較的シンプルな手順で情報にアクセスできます。

一方でGmailは、Feedback Loopヘッダーを設定する方式です。一般的な形式とは運用がやや異なります。

EngageLabでは、email reputation monitorというツールを提供しています。

メールの動きをリアルタイムで追跡し、到達率の課題を特定します。改善につなげ、迷惑メールフォルダではなく受信トレイに届く状態を目指せます。

メールマーケティングの運用状況を可視化し、施策の最適化を後押しするための支援にもなります。

メール到達率:送信者IP

注意点:GmailのFBLプログラムに参加できるのは、メール配信事業者(ESP)のみです。ESPを利用している場合は対象になります。

キャンペーン経由のメール登録を継続的に精査する

メールリストの構築やプレゼント企画、登録キャンペーンには、メリットとリスクがあります。

注目を集めやすい一方で、メールの受信より景品目当ての登録が増える可能性があります。

こうした企画では、架空のアドレスや複数アドレスで登録し、仕組みをかいくぐろうとするケースも少なくありません。

目的が賞品の入手に偏り、貴社の発信内容に関心がない場合もあります。

登録キャンペーンで購読者を増やす場合は注意が必要です。既存の購読者リストに統合する前に、リストの精査とクレンジングを丁寧に行いましょう。

対応しない場合、無効なアドレスが増えてハードバウンスが発生します。配信評価が下がる原因にもなります。

適切な配信頻度を選ぶ

配信が多すぎると購読者の負担になり、少なすぎるとビジネスに影響します。

重要なのは、ちょうどよいバランスです。テストは有効ですが、時間がかかり、ミスも起こり得ます。

配信タイミングの考え方は、見込み顧客にメールを送る最適な時間も参考になります。

EngageLabの製品には、配信頻度を柔軟に設定できる機能があります。

まずは週1回の配信から始めるのがおすすめです。コンテンツの質に自信がある場合は、週2回も選択肢になります。

もちろん月1回の配信でも問題ありません。オーディエンスに合う頻度を試しながら見つけることが大切です。

配信頻度設定機能を活用することで、その検証を進めやすくなります。

パート4:EngageLabでメール到達率を改善する

市場には多くのメール配信サービスがありますが、当社では読者向けに「2026年版:人気のメール配信サービス10選」をまとめました。とはいえ、EngageLabがその中でも有力な候補の一つであることは間違いありません。

世界トップクラスのカスタマーエンゲージメントプラットフォームであるEngageLabは、メールの到達率を最大化する先進機能を備えています。届けたい相手へ、安全かつ迅速に配信できる環境を提供します。

EngageLabメール配信プラットフォーム

提供ソリューション

SPF(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)、DMARC(ドメインベースのメッセージ認証・レポート・適合性)などの高度なセキュリティ対策を実装しています。送信メールを認証することで、迷惑メールフィルターに判定されるリスクを抑えます。

また、提携パートナーと連携し、動的IPアドレスプールを定期的に更新しています。これにより、迷惑メールフォルダへの振り分けリスクを低減します。

フィルタリングシステムでは、ブラックリストに登録された送信元も検知します。その結果、高速配信の安定運用につながります。さらに24時間監視により、配信結果をリアルタイムでモニタリングします。

APIベースの分析により、送信メールのパフォーマンスを詳細に可視化できます。その結果、目標達成に向けて施策を継続的に見直せます。

カスタマイズ可能なソリューションでは、メールサービスプロバイダー由来のデータを活用します。ユーザーごとの到達率最適化を狙いつつ、コストを抑えた運用が可能です。さらに、すべてのIPオプションで安定した送信を実現します。

詳細は製品ドキュメントで参照できます。営業チームへのお問い合わせも受け付けています。

EngageLabをお試しください。アカウント作成の手順は以下の通り:

  • EngageLabの登録ページにアクセスする。
  • メールアドレスとパスワードを入力し、「サインアップ」をクリックする。 EngageLabアカウント作成
  • メールで届いた確認コードを入力する。続いて、組織名とウェブサイト名を入力し、組織のタイムゾーンを選択する。注意:「タイムゾーン」は後から変更不可。
  • 「次へ」をクリックするとEngageLabのメインページに移動する。ここでは、最近のアクティビティ、保留中のサービス、注文と請求、通知、よくある質問、ダウンロード、ドキュメントを確認できる。 EngageLabメインページ
  • 有効化したいプロダクトの欄で、「はじめる」をクリックする。 EngageLab「はじめる」
  • サービスを有効化すると、「サービスが開通しました」のセクションに該当プロダクトが表示される。あわせて、7日間のトレンドとコンバージョンのグラフも確認できる。「メッセージを送信」をクリックして、サービス画面へ移動する。 サービス開通とメッセージ送信
  • 最近のアクティビティの「メール」、または開通済みサービスの「メッセージ送信」をクリックすると、サービス画面へ直接アクセスできる。 EngageLabでメール送信
  • EngageLabのAIツールを使えば、プロ仕様のメールテンプレートを数分で作成できる。 AIツールでテンプレート作成

まとめ

メール到達率の改善を成果につなげるには、包括的な戦略が欠かせません。

EngageLabなら、送信者評価の管理と配信面(受信箱到達)の最適化を進めやすくなります。

専門知識を持つチームが、メール施策のパフォーマンス向上を支援します。

メール到達率の改善は一度で終わる取り組みではありません。適切な戦略とツールを揃え、着実に改善を積み重ねていきましょう。