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佐藤 健一

更新日:2026-01-12

6382 閲覧数, 6 min 読む

ポップアップは、長年にわたりオンライン上で定番の表現として使われてきました。

ユーザーの注意を強く引き付ける設計のため、マーケターや企業にとって頼りになる手法になっています。 エンゲージメントを高めたい場合や、重要なアクションを促したい場合に有効です。 また、ウェブサイトやアプリの訪問者と直接コミュニケーションできる接点も作れます。

デジタルマーケティングを一段引き上げたいなら、ポップアップへの投資は有力な選択肢です。

本ガイドでは、メッセージをポップアップ表示する最適な方法を分かりやすく解説します。

ポップアップメッセージとは?完全ガイド

シンプルなテキストからTikTokのポップアップメッセージまで、これまでに何度も目にしたことがあるはずです。

注記アイコン 注記

ポップアップとは、ウェブサイトの閲覧中やアプリの利用中に、ユーザーの画面上へ突然表示される小さなウィンドウ、またはオーバーレイのことです。

静的なウェブ要素と異なり、ポップアップメッセージはユーザー体験を中断します。

そのため、表示するタイミングの設計が重要になります。

クッキー同意ポップアップの表示例

とはいえ、ポップアップメッセージは柔軟性が高く、内容も幅広く設計できます。

たとえば、プロモーションの告知、購読の案内、重要なお知らせに加え、ユーザーガイドとして活用することも可能です。

さらに、表示形式にも種類があります。 閉じるまで操作をブロックするタイプや、画面端に控えめに表示されるスライドイン、全画面を占有するタイプもあります。

画像中心のポップアップメッセージにするか、テキスト中心にするかは目的に合わせて選べます。

ポップアップメッセージが重要な理由

なぜポップアップメッセージに投資するのでしょうか。 答えは、得られるメリットが多いからです。

利点を理解すると、デジタルマーケティング施策に組み込みたくなるはずです。 主な価値は次のとおりです。

  • ユーザーの注意を引き付ける: ポップアップメッセージはユーザーの動きを止め、メッセージを読ませやすくします。 閲覧を中断させる特性があるため、顧客へ直接届ける接点になります。
  • コンバージョンを促進する: メールリストの獲得、セールの告知、アプリのダウンロード促進など、ポップアップメッセージは行動を後押しし、コンバージョン率を高めます。
  • 必要なタイミングで情報を届けられる: この手法の大きな特長は、表示タイミングを制御できる点です。 たとえば、カート離脱しそうな瞬間にメッセージを表示し、購入完了を促せます。
  • ユーザー体験をパーソナライズできる: 行動、地域、好みなどに基づいて出し分けができ、関連性の高い内容を提示できます。

ポップアップメッセージの主要タイプと、使うべきタイミング

ポップアップメッセージの主要タイプ

ポップアップメッセージには多くの種類があり、それぞれ目的が異なります。

たとえば、Excelのポップアップメッセージは、アプリ利用中の誤操作を知らせる役割があります。

ここでは、代表的なカテゴリを整理します。

#1 エントリーポップアップ

最初に紹介するのは、ウェブサイトを読み込んだ直後やアプリを開いた直後に表示されるタイプです。 ニュースレター登録の促進、特別オファーの告知、重要なお知らせなどに使われます。

クッキー同意のポップアップメッセージも、このカテゴリに含まれます。

サイト・アプリ起動直後に表示されるエントリーポップアップの例

#2 離脱意図ポップアップ

次の例は、ユーザーの動きに反応して表示されるタイプです。 具体的には、カーソルがブラウザの閉じるボタンへ向かったときや、新しいタブを開こうとしたときに表示されます。

離脱意図ポップアップは、割引や追加コンテンツを提示し、離脱を防ぎながら回遊を促します。

サイト離脱直前に表示される離脱意図ポップアップの例

#3 スクロールトリガーポップアップ

ユーザーがコンテンツをある程度読んでから表示した方が効果的なケースもあります。

このタイプは、ページを一定割合スクロールした時点で表示されます。 閲覧が進んでいるユーザーにだけ出せるため、コンテンツ追加提供や商品レコメンドに向いています。

一定量のスクロール後に表示されるスクロールトリガーポップアップの例

#4 時間遅延ポップアップ

JavaScriptのポップアップメッセージを、一定時間後に表示する設定もできます。

訪問者が指定時間ページに滞在したときに表示されるため、関心度が高いユーザーへ提示しやすい方法です。 その結果、アクション完了につながりやすくなります。

一定時間経過後に表示される時間遅延ポップアップの例

#5 クリック起動ポップアップ

ボタンやリンクをクリックしたとき、または特定のタブを開いたときに表示するタイプです。 画面をすっきり保ちつつ、必要なときだけ表示したい場合に適しています。

ボタン操作で表示されるクリック起動ポップアップの例

#6 全画面ポップアップ

最後は全画面表示タイプです。 画面全体を占有し、先へ進む前にユーザー操作が必要になるため、最も強い介入になります。

多用すると負担感が出やすいので、必要最小限に抑えるのが安全です。

ポップアップメッセージを使うべきタイミング

ポップアップメッセージを作る前に、自社の目的にどう当てはめるかも確認しておきましょう。

ポップアップメッセージは、目的別に使い分けが可能です。 ここでは、業界別の活用例を紹介します。

  • EC: ネットショップ運営では、マーケティングリスト用のアドレス収集、フラッシュセールの告知、期間限定プロモーションの訴求に使えます。 さらに、離脱意図ポップアップでカート離脱の抑制も狙えます。
  • SaaS・アプリ: 無料トライアル登録やアップグレード促進に活用できます。 また、リピーター向けに使い方のヒントを出したり、フィードバックを依頼したりする用途にも向きます。
  • コンテンツサイト・ブログ: ブログではクッキー同意のポップアップメッセージが重要です。 加えて、ニュースレター登録の促進や、関連記事の提案にも活用できます。
  • カスタマーサポート: ユーザーが必要な情報へスムーズにたどり着けるよう支援する目的で使われます。 時間遅延ポップアップで迷っているユーザーを補助する設計も可能です。 さらに、停止情報や重要な更新の告知にも利用できます。

ポップアップメッセージの作成・運用方法:ノーコードとカスタム開発の比較

ここまでの基礎を踏まえ、次はポップアップメッセージの作成に進みましょう。

方法は大きく2つあります。 自社開発で作る方法と、ローコードで作る方法です。

方法1:自社開発

1つ目は自社で開発する方法です。 カスタムコードで作れば、デザインと機能を細部までコントロールできます。

一方、JavaScriptのポップアップメッセージを作るのは難易度が高い点も押さえておく必要があります。

まず、JavaScriptやCSSなどの高度なスキルが求められます。 さらに、利用環境の異なる複数ブラウザでも問題なく動くかを継続的に確認しなければなりません。

加えて、カスタム開発はコストが高くなりやすい点も課題です。

方法2:ローコードツールEngageLabでポップアップメッセージを配信(手順ガイド)

多くの企業にとって、EngageLabのようなローコードプラットフォームは、専門的な技術知識がなくてもポップアップメッセージの作成、運用、最適化を行える現実的な選択肢です。

コスト面でも導入しやすく、効率よく改善を回せます。 そのため、EngageLabのようなツールが適しています。

EngageLabでポップアップメッセージを作成する手順は次のとおりです。

  • ステップ1:ログイン

    EngageLabに登録し、アカウントへログインします。 入力するのはメールアドレスとパスワードです。 また、Google、Facebook、Apple、GitHubアカウントでのログインにも対応しています。
  • 無料で始める
  • ステップ2:コンソールでWebPushを選択

    ここから、EngageLabで利用したい他のコミュニケーションサービスにもアクセスできます。
EngageLabのコンソールでサービス一覧を確認する画面
  • ステップ3:WebPush 通知の設定を開始

    EngageLabが詳細な手順を案内します。
EngageLabの案内に従ってWebプッシュ通知を設定する画面
  • ステップ4:アプリ内通知を作成

    プッシュを作成>アプリ内に進みます。 テキストのポップアップメッセージを作成でき、画像やボタンも追加できます。 さらに、通知をいつ訪問者へ届けるかも設定できます。
EngageLabでアプリ内通知(ポップアップメッセージ)を作成する画面
  • ステップ5:ポップアップメッセージをターゲティング

    アプリ内通知の作成時に、表示対象ユーザーを選択できます。 特定のセグメントを選ぶ方法もあります。 また、デバイスや登録IDでユーザーを分けることも可能です。
EngageLabでターゲット配信のポップアップメッセージを設定する画面
  • ステップ6:ポップアップボタンを作成

    表示したいテキストを入力し、遷移先URLを追加します。 さらに、ボタンをポップアップ内のどこに表示するかも選べます。
EngageLabでポップアップメッセージのボタンを設定する画面
  • ステップ7:時間遅延ポップアップを作成

    詳細オプションへ進み、遅延ポップアップを選択します。
EngageLabで遅延ポップアップを設定する画面

ポップアップのトラブルシューティング:よくある3つの課題と対策

  • 1

    ブラウザのブロックを回避する方法

    現代のブラウザには、過度に介入的、または煩わしいポップアップをブロックする仕組みが標準搭載されています。 ユーザーがネイティブの許可ダイアログで「ブロック」「許可しない」「今後許可しない」を選ぶと、貴社サイトはそのユーザーへポップアップを送れなくなります。
    この問題はEngageLabのソフトプロンプトで解決できます。 EngageLabのプロンプト上では、ネイティブの許可状態に影響させずに「許可」「拒否」を選べます。 そのため、次回訪問時にネイティブの許可ダイアログを再表示できる可能性が残ります。
    詳しい手順はEngageLabのドキュメントを参照してください。
  • 2

    ポップアップによる不快感を減らすには

    ポップアップメッセージは、サイト閲覧を邪魔してイライラする要素として捉えられがちです。 そうした印象を避けるには、次の設計方針が有効です。

    • ポップアップメッセージの表示回数を絞る
    • 表示するタイミングの設計に注意する
    • ユーザーの好みに合わせてデザインを調整する
    • デザインと文言を複数パターンでテストする
    • 分析データからストレス要因を特定する
  • 3

    ポップアップの効果を最適化する方法

    ポップアップメッセージを機能させるには、継続的な最適化が欠かせません。 まずはA/Bテストで、ターゲットに合う文言とデザインを確認します。 さらに分析データを確認しながらトリガー条件を調整し、狙いどおりの行動につながる状態へ改善します。

ポップアップメッセージは、デジタルマーケティングにおける強力な資産です。 セールやオファーの訴求だけでなく、さまざまなアクションの後押しにも役立ちます。

EngageLabは、ポップアップメッセージを始めるための最適なローコードプラットフォームです。 EngageLabのアカウントを作成し、効果的なWebPush戦略の構築を始めましょう。