SMSの圧倒的なリーチを背景に、テキストメッセージ配信はあらゆる業種・団体で、今なお有力なマーケティング手法として活用されています。
とはいえ、最適なテキストメッセージテンプレートや本文を選ぶのは簡単ではありません。
そこで、業種やビジネス形態ごとに使いやすいテンプレートを把握しておくことが重要です。
反応を得やすいSMS文面の作り方のポイントと、すぐに使えるテキストメッセージテンプレートを紹介します。
出典:Textmagic
反応を得られるSMSはどう書くべきか
どのマーケティングチャネルでも共通ですが、ターゲットに刺さる内容にしなければ、ファン化や継続利用にはつながりません。
SMSでも、ルールや定番の考え方、運用の工夫を押さえることで、成果につながりやすい文面に整えられます。
ここでは、SMSの効果を最大化するために押さえておきたいポイントを紹介します。
1. メッセージをパーソナライズする
汎用的な販促メッセージは、売上目標の達成に結びつきにくい傾向があります。
一斉配信のような文面はブロックされやすく、結果としてビジネスに悪影響が出る場合もあります。
SMSは「個別に届いたメッセージ」として自然に読める設計が重要です。
文面の内容・トーン・構成は業種によっても変わるため、ターゲット像と期待値を先に明確にします。
顧客にとって関連性が高く、魅力を感じる情報に絞ることがポイントです。
2. 最初の1行で価値を伝える
SMSは短いメディアのため、読み手に「求めていた商品・サービスだ」と思ってもらう余白が限られます。
だからこそ、1行目から価値を提示していくことが欠かせません。
新商品の告知、割引の案内、イベント招待など、要点は冒頭に置きます。
イメージとしては、SMSの冒頭は電子メールの件名に近い役割です。
3. 明確に、短くまとめる
SMSの文字数上限は160文字です。そのため、文面はシンプルにし、要点がすぐ伝わる書き方を基本にします。
ターゲット全体が理解できる言葉を使い、不要なスラングや省略語は避けます。また、1通で伝える内容は1テーマに絞ると読みやすくなります。1通の中で複数の訴求を詰め込みすぎると、結局何が言いたいのか伝わりません。軸をブレさせないことで、注意を引きやすくなります。
以下は、価値がすぐ伝わる短く分かりやすい販促メッセージの例です。
4. 顧客の同意を得る
販促メッセージの配信に同意を得ておくと、許可と正当性を持ってターゲットへ連絡できます。
これは運用上のベストプラクティスであるだけでなく、国や地域によっては法的要件にもなります。
特に欧州諸国では、同意取得が必須とされるケースがあります。
5. 期限付きの割引を提示する
SMSのような短い媒体では、緊急性を作ることで行動を後押ししやすくなります。
「明日まで有効」「まもなく終了」「本日限定で割引」などの表現で、連絡や購入といった次のアクションにつなげます。
6. 読みやすい見た目に整える
SMSに複数の画像を入れられないからといって、読みやすさを諦める必要はありません。
文章が詰まりすぎると、途中で読むのをやめられる原因になります。
改行や句読点、大文字・小文字の使い分けなどで整えます。
段落を分けて視認性を上げると、読みやすさが上がり、エンゲージメントや成果の向上にもつながります。
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7. 祝日・イベントの配信を自動化する
祝日や季節イベントは、多くの企業にとって販促チャンスです。
ただし、複数のイベントに合わせてキャンペーンを手作業で回すのは負担が大きくなりがちです。
そこで、EngageLabのようなプラットフォームを使い、SMS配信を自動化する方法が効果的です。
重要なイベントを逃さず、継続的に顧客へアプローチできます。
8. 行動につながるCTAを入れる
どれだけ良い販促SMSでも、CTAがなければ顧客化にはつながりにくくなります。
マーケティングSMSでは、読後に何をしてほしいのかを必ず示します。
CTAは短く明確にまとめます。
「今すぐ確認」「本日購入」など、アクションを促す言葉を使うと次のステップにつながりやすくなります。
業種別:テキストメッセージテンプレート25選以上
適切なテキストメッセージテンプレートを選ぶことは、SMSマーケティングをスピーディに進めるうえで重要です。
さらに、文面の完成度が上がることで反応も取りやすくなり、顧客化につながりやすくなります。
ここからは、業種別に使いやすいテンプレートを紹介します。
1. 医療機関向けテキストメッセージテンプレート
医療機関は、分かりやすさ、法令対応、専門性のバランスが特に求められます。
そのため、SMS送信時の文面は慎重に設計する必要があります。
以下のテンプレートは、医療機関が患者との連絡を効率化するために設計されています。
- "こんにちは[名前]様。[プラクティス名]でのご予約は[日付]の[時間]です。確認はY、変更はNで返信してください。ご不明点は[電話番号]までご連絡ください。"
- "[姓]様、[病院名]です。明日[時間]の処置を確定しました。事前に8時間の絶食をお願いします。変更は[電話番号]までお電話ください。"
- "[姓]様、直近の検査結果をご確認いただけます。患者ポータルへログインいただくか、[電話番号]へお電話のうえ、[名前]医師とご相談ください。"
- "[姓]様、処方箋を[薬局名]へ送付しました。1時間後に受け取り可能予定です。ご不明点は[電話番号]までご連絡ください。"
- "[名前]様、[名前]医師です。本日の受診後のご体調はいかがでしょうか。気になる点は返信いただくか、必要に応じて[電話番号]へご連絡ください。"
2. EC・小売
ECビジネスの成功には、継続的で反応の取れるコミュニケーションが欠かせません。
整ったテンプレートを使うことで、注文状況の案内をタイムリーに届けられます。
加えて、カゴ落ち対応やロイヤルティ向上など、ECで起きやすい課題にも対処しやすくなります。
出典:images.ctfassets.net
ECストアがリーチ拡大と売上向上を狙う際に使えるテンプレートは以下の通りです。
- "[店名]でのお買い上げありがとうございます。ご注文番号#[番号]を確定しました。合計:$[金額]。配送状況はこちら:[リンク]"
- "お知らせです。[店名]のご注文商品を発送しました。[日付]到着予定です。追跡はこちら:[リンク]"
- "こんにちは[姓]様。[店名]のカートに商品が残っています。今すぐ購入で10%オフ:[リンク]"
- "[姓]様、お見逃しなく。[店名]のカート内容は保存されていますが、在庫切れになる場合があります。送料無料で今すぐ購入:[リンク]"
- "[姓]様、[店名]での最近のお買い物はいかがでしたか。レビュー投稿で次回15%オフ:[リンク]"
- "[姓]様、ご希望だった[製品名]が再入荷しました。在庫がなくなる前に購入:[リンク]"
- "[姓]様:[店名]で6時間限定セール。全品40%オフ。コード:FLASH40。購入はこちら:[リンク]"
- "[姓]様限定のご案内。今週木曜のVIP先行セールにご招待します。先行アクセス+追加25%オフ:[リンク]"
3. 美容・ウェルネス
美容・ウェルネス業界では、個別感のあるコミュニケーションが特に重視されます。
予約の調整、リマインド、施術後のお礼など、目的に応じたテンプレートを使い分けることで、顧客との関係を築きやすくなります。
出典:firetext.co.uk
- "[姓]様、[店名]での最近のお買い物はいかがでしたか。レビュー投稿で次回15%オフ:[リンク]"
- "[姓]様、ご希望だった[製品名]が再入荷しました。在庫がなくなる前に購入:[リンク]"
- "[サロン名]へご来店ありがとうございます、[姓]様。より良い状態を保つため、[ケアヒント]を意識してください。施術についてのご質問はSMSでご連絡ください。"
- "[姓]様、[サービス]の効果を維持するタイミングです。次回予約で10%オフ:[リンク]"
- "[姓]様、本日キャンセル枠が出ました。[時間]の枠を[セラピスト名]で予約すると20%オフです。確保する場合は「確認する」で返信してください。"
4. 不動産
不動産業界は競争が激しく、他社に顧客を奪われるリスクが常にあります。
そのため、内見の調整やフォロー連絡など、よくある業務をスムーズに回すためのテンプレートが役立ちます。
出典:momentumvirtualtours.com
- "[姓]様、[物件所在地住所]の内見は[日付]の[時間]で確定しました。担当の[エージェント名]が現地でご案内します。確認はCで返信してください。"
- "本日のオープンハウスのご案内です。[所在地住所]で[開始時間]〜[完了時間]に開催します。[エージェント名]が現地で対応します。"
- "[姓]様、お知らせです。ご興味をお持ちの[アドレス]の物件が[価格変化]となり、$[新しい価格]になりました。内見をご希望でしょうか。"
- "条件に合う物件のご案内です。[エリア]の新着[臥室]ベッド/[化粧室]バスで$[価格]。今週末が初回内見です。予約はこちら:[リンク]"
- "こんにちは[姓]様、[エージェント名]です。[所在地住所]はいかがでしたか。ご感想やご質問があればお知らせください。"
5. プロフェッショナルサービス
出典:openphone.com
これまでのような業界特化テンプレート以外にも、継続的な顧客対応が必要なサービス業は多くあります。
そうした企業では、次のテンプレートが便利です。
- "[姓]様、[姓]の[プロフェッショナル名]とのご相談は[日付]の[時間]です。場所:[アドレス]。変更は[携帯]までご連絡ください。"
- "[姓]様、[日付]のご予約には[ドキュメントリスト]をご持参ください。ご不明点は[プロフェッショナル名]([携帯])までご連絡ください。"
- "[姓]様、[プロジェクト]の進捗です:[ステータス]。次の対応:[アクションアイテム]。ご不明点は返信または[携帯]までご連絡ください。"
- "本日はお時間をいただきありがとうございました、[姓]様。主な共有事項:[まとめ]。次回:[日付]。詳細は電子メールでお送りします。"
- "[姓]にて、[サービス]の$[金額]のお支払いを受領しました。領収書は[メール]へ送付済みです。ご不明点は[携帯]までご連絡ください。"
- "[姓]様、[ドキュメントタイプ]の確認準備ができました。安全なアクセスはこちら:[リンク]。[日付]までにご確認をお願いします。ご不明点は本SMSに返信してください。"
EngageLabでテキストメッセージテンプレートを設定する方法
テンプレートが揃ったら、次はEngageLabのような使いやすいツールで設定していきます。
手順を順番に見ていきましょう。
まず、EngageLabのアカウントにログインしてダッシュボードを開きます。
アカウントがない場合は、電子メールで新規作成できます。
また、Google、Facebook、Apple、GitHubアカウントでのログインにも対応しています。
ダッシュボードでSMSをクリックします。
ここから、テンプレートの作成や設定などの機能を利用できます。
SMSのダッシュボードに移動したら、SMSテンプレートをクリックします。
続いて「その他」を選択し、新規テンプレートを作成します。
テンプレート作成をクリックします。
EngageLabでは、以下を含む3種類のコンテンツタイプ向けにテンプレートを作成できます。
- 認証コード: ワンタイムパスワードのようなテンプレート。主にSaaS企業やアプリが本人確認で使用する。
- 業界通知: 業界の重要な更新情報やニュースを届ける短いメッセージ。
- マーケティング: 最も一般的なタイプ。多くの企業が販促目的で利用する。
SMS本文が決まったら、配信対象国の選択、配信先が購読者か新規ユーザーかの指定など、追加の設定を行います。
あわせて、送信したいSMSの通数も入力します。
必要な情報を入力したら、審査に提出するか、下書きとして保存します。
EngageLabでSMSマーケティングを自動化する際の運用ポイント
EngageLabでテンプレートを作成したら、以下のポイントを守ることで、ターゲットへ配信を進められます。
テンプレート要件
- テンプレート名の最大長:64文字
- 本文に承認済みの署名を入れる
- 送信前にテンプレートの審査承認が必要
- 一斉送信の前にテスト送信を行い、文字数カウントを確認する
変数
- 形式:%variablename%
- 変数は英字のみで構成する
- URLの前後にスペースを入れる(テンプレート本文内のURLに限る)
- URLはhttp://またはhttps://から始める
コンテンツガイドライン
- 角括弧の使用を避ける:[ ]、【】
- テスト関連の語句を使わない(例:「test」)
- 本文に署名を含める
- 変数を含めた最終文字数を確認する
技術面の注意点
- プレビューと実配信で文字数が変わる場合がある
- 最終的な課金は通信事業者側の配信通数カウントに基づく
- テンプレートのステータスは[送信関連] - [SMSテンプレート]で確認する
- テンプレートのパフォーマンスを定期的に見直す
まとめ
この記事で紹介したプロ向けのテキストメッセージ例とテンプレートを活用して、SMS施策を強化しませんか。
EngageLabに登録し、テンプレートを使い分けながら運用していくことで、反応の違いも確認しやすくなります。
サービス業でも物販でも、これらのテンプレートと考え方を取り入れることで、ターゲットへの到達と顧客化が進めやすくなります。







