WhatsAppは現在、企業が顧客にアプローチするための主要な選択肢となりつつあります。圧倒的なユーザーベース、高い到達率、インタラクティブなメッセージテンプレート、多彩なメリットと先進機能が魅力です。
しかし、WhatsAppで一斉送信を行うのは簡単ではありません。信頼できるWhatsApp一斉送信ツールとWhatsApp Business APIの利用が不可欠です。これが大量配信キャンペーンを実現する唯一の公式手段です。
今回は、おすすめのWhatsApp一斉送信サービス8選を厳選してご紹介します。各サービスの特徴、メリット・デメリット、料金を徹底比較し、最適なツール選びをサポートします。
パート1:WhatsApp一斉送信ツールとは?その重要性を解説
WhatsApp一斉送信ツールとは、企業がWhatsApp上で顧客に大量メッセージを配信できるプラットフォームです。Meta公式のBSP(Business Solution Provider)としてWhatsApp Business APIを提供し、一斉送信を実現します。コンタクトリストの管理、テンプレート作成、メッセージのパーソナライズ、配信スケジュール、キャンペーン分析などが可能です。
WhatsAppで一斉送信を行うにはWhatsApp Business APIが唯一の方法です。そのため、専用ツールやサービスプロバイダーの利用が不可欠となります。WhatsAppの規約に則り、顧客の受信箱に確実にリーチできます。一斉送信キャンペーンの構築・管理に必要な機能がすべて揃っています。
パート2:WhatsApp一斉送信ツールおすすめ8選
1 EngageLab
EngageLabは、顧客との長期的な関係構築を実現するオールインワン顧客エンゲージメントプラットフォームです。より良いコミュニケーションと顧客エンゲージメントの最大化を目指す企業に最適です。

EngageLabはMeta公式認定BSPとして、WhatsApp Business APIによる一斉配信に対応。20億人超のWhatsAppユーザーに公式チャネルを通じてリーチ可能です。
カスタマイズ可能なメッセージテンプレートを活用し、ヘッダー・フッター・ボタン・変数などを追加してエンゲージメント向上。テキスト・画像・ボタン・添付ファイルなど多様なフォーマットに対応し、プロモーションやアップデート、通知配信に最適です。
95%の高い到達率を低コストで実現。メッセージ配信のリアルタイム分析機能も搭載し、キャンペーンの最適化や効果向上に役立ちます。
メリット:
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変数付きテンプレートで柔軟なWhatsAppメッセージカスタマイズ可能
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顧客データのセキュリティ・プライバシーを確保しGDPR準拠
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WhatsAppと他チャネルを組み合わせて効果最大化可能
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WhatsApp Business APIで簡単に一斉配信開始可能
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高い到達率でマーケティング成果向上
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メッセージ状況を確認できるコールバック機能対応
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全顧客との会話を一元管理できるプラットフォーム提供
デメリット:
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小規模ビジネスには不向き
料金:
EngageLabの料金体系は非常に明瞭かつシンプル。送信したメッセージ数と配信先によって料金が決定。例えばアメリカの場合、1000件のWhatsAppメッセージ送信で18.5ドル。オンライン見積もりツールで月額コストを事前に確認可能。
2 Wati
Watiは、WhatsApp経由で顧客にリーチしたい企業におすすめのサービス。WhatsApp Business APIを活用し、マーケティング・営業・サポートなど多用途でメッセージ配信可能です。

一斉配信機能で大量の顧客にまとめてメッセージ送信可能。キャンペーン作成・スケジュール設定・リスト配信も簡単。
WhatsAppのポリシーに準拠したテンプレートでメッセージ作成。各顧客ごとにパーソナライズもでき、エンゲージメント向上に役立つ。自動化オプションも充実。
メリット:
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キャンペーン管理が簡単で成果が出しやすい
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顧客リストをグループ分けしてターゲット配信可能
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多言語対応
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Facebook・InstagramリードをWhatsAppに集約しROI向上
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スケジュール・自動化でスケーラビリティ抜群
デメリット:
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Proプランのみメールサポートで対応が遅い
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複雑な料金体系で追加料金発生
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メッセージのフィルタ・検索機能に課題
料金:
3つのプランを提供。Growthは月額39ドル、Proは月額79ドル、Businessは月額199ドル。さらに会話ごとに追加料金が発生。各プランで利用ユーザー数も制限され、追加ユーザーは別途料金が必要。
3 AiSensy
AiSensyは、WhatsApp Business APIに特化したエンゲージメントプラットフォーム。顧客への一斉配信、会話自動化、エンゲージメント・売上向上をサポート。

このツールでプロモーション・クーポンコード・カルーセルなどの一斉配信が可能。ボタン埋め込みも対応。
一斉配信キャンペーンのリアルタイム分析機能搭載。送信数・配信済み・既読・返信・失敗数などを可視化。
WhatsApp経由での決済回収機能も特徴。WhatsApp Pay以外の決済方法にも対応。
Facebook・Instagram広告からWhatsAppリード獲得も可能。独自AI広告キャンペーン管理で最大3倍のコンバージョン実現。
メリット:
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2ヶ月先までのメッセージスケジュール設定可能
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WhatsAppフォームでチャット経由のデータ収集簡単
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全顧客の連絡先を一括インポート可能
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専用ライブチャットサポートあり
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認証済み緑色チェックマークで信頼性アップ
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ノーコードでチャットボット構築可能
デメリット:
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CRM連携なし
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ビジネスツールとの連携が少ない
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機能面でさらなる改善が必要
料金:
無料プランでスタート可能。Basicは月額20ドル、Proは月額45ドル。エンタープライズ向けカスタムプランも用意。
4 Twilio
Twilioは、高度で信頼性の高いメッセージングプラットフォーム。Business APIを使い、顧客へのリーチやエンゲージメントを実現。

WhatsAppで大規模なオーディエンスにパーソナライズしたコミュニケーションが可能。各種一斉配信やトランザクション通知、OTP、カスタマーサポートにも最適。
やや複雑なソリューションですが、パフォーマンスは抜群。APIでスムーズな連携を実現。
メリット:
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アラート・プロモーション・マーケティング等の自動メッセージ対応
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CRMとのシームレスな統合
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多様なビジネスツールと連携可能
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WhatsApp送信用の電話番号登録サポート
デメリット:
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連携には技術的知識が必要
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スループットが遅く、4時間後に未配信メッセージは失敗扱い
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カスタマーサポートが限定的
料金:
メッセージ単位・会話単位で課金。ユーティリティメッセージは会話ごと0.004ドル、メッセージごと0.005ドル。例えば1000会話・5000メッセージで29ドル。Metaの規定により用途別で料金が異なる。
5 MessageBird(Bird)
MessageBirdは、WhatsApp・SMS・WeChat・Messenger・音声など幅広く対応する有名なビジネス向けコミュニケーションプラットフォーム。老舗ツールのひとつです。

WhatsApp APIで広範なオーディエンスにリーチ。パーソナライズや自動化機能で顧客とのやり取りを活性化。キャンペーンも自動化でき、マーケティングや一斉配信に最適。
販売サポート・決済回収・チャットボット機能も搭載。多機能で汎用性が高いのが特長。
MessageBird WhatsApp Business APIは大規模企業向けに設計され、有名企業にも導入実績あり。
メリット:
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既存のWhatsApp番号利用や仮想番号で新規チャネル作成可能
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Slack・Monday・Shopify・Hubspot等とシームレス連携
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ローカル・モバイル・フリーダイヤル番号も提供
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CRM連携対応
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高リクエストレートで短時間に大量配信可能
デメリット:
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やや技術的で大規模企業向き
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他社と比べて割高
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カスタマーサポートに不具合・課題あり
料金:
BirdはWhatsApp利用料を請求せず、Meta手数料のみ。料金は配信先や用途で異なり、米国の場合は認証会話0.0135ドル、マーケティング0.025ドル、ユーティリティ0.004ドル/会話。番号利用料も別途発生。
6 Brevo
Brevoは、WhatsAppメッセージ・SMS・メール・フォーム・アプリプッシュなど幅広くカバーする総合マーケティングプラットフォーム。WhatsApp Business APIで一斉配信も可能。

WhatsApp BusinessプラットフォームのBSPとして、一斉配信やキャンペーン管理をサポート。
埋め込みサインアップでWhatsAppビジネスアカウント作成可能。オプトインフォームで顧客同意も取得。
独自CRMでWhatsAppリストやキャンペーン管理も簡単。リストのセグメント化で効果的なマーケティング実現。
最大の特長は自動化。顧客ごとにパーソナライズした自動メッセージ配信可能。顧客の行動に合わせたワークフロー自動化も対応。
プロモーション・カタログ・最新情報・お知らせ等、さまざまなメッセージ配信に対応。問い合わせにも即時対応可能。
メリット:
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画像・絵文字・ボタン・QRコードなどでメッセージカスタマイズ可能
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同一ビジネスアカウントで最大25のWhatsApp番号利用可能
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優れたCRMでリスト・キャンペーン管理容易
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キャンペーン数・配信数ともに無制限
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サインアップフォームでWhatsAppリスト構築可能
デメリット:
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大規模顧客ベースの場合は割高
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ツール・プラットフォーム連携が限定的
料金:
従量課金モデル。WhatsApp Business API自体は安価またはほぼ無料。配信したメッセージ数に応じて課金。料金は配信先で異なり、米国でマーケティング目的の1000件送信は31.59ドル。
7 360Dialog
360Dialogは、WhatsApp Business APIに特化したプラットフォーム。WhatsAppソリューションに集中し、優れた機能と包括的なツールを提供。

公式WhatsApp Business Solution Providerとして、WhatsApp Business APIへ直接アクセス可能。ブランド化した一斉配信や認証マーク(緑色チェック)にも対応。
WhatsAppニュースレター配信やマーケティングソリューションも提供。パーソナライズ配信やオプトイン・オプトアウト管理も可能。
大きな特長は技術サポートの充実。WhatsAppマーケティング配信の立ち上げを全面支援。キャンペーン分析やKPIトラッキング、ニュースレター分析・プロファイリングツールも利用可能。
360Dialog APIでWhatsApp配信の自動化も簡単。大量配信を効率化。
メリット:
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信頼性の高いAPIで100%到達保証
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CRM・チャットボット等ツールとの連携容易
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GDPR準拠・ローカルサーバー対応
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迅速なカスタマーサポートと問題解決
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ニュースレター購読者1万件の一斉配信対応
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コンバージョン率トラッキングでROI向上
デメリット:
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カスタマーサポートの返答が遅い
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ダウンタイムの課題あり
料金:
WhatsApp Business APIの料金は15ドルから49ドルまで。会話ごとの料金はMeta規定に準拠し、追加手数料なし。
8 DoubleTick
DoubleTickは、WhatsAppビジネスコミュニケーションに特化したプラットフォーム。大量の顧客に短時間でリーチし、一斉配信キャンペーンやパーソナライズ配信も簡単に管理。

連絡先リストを独自に管理し、条件でセグメント化可能。ターゲット顧客への高精度な配信が実現。
DoubleTick最大の特長は自動化。新規リードへの自動対応、誕生日メッセージ送信、Googleスプレッドシート連携も可能。ビジネスツールやCRMとの統合も対応。
チームインボックス機能で複数担当者が顧客対応可能。各担当者ごとに番号利用や権限設定も可能。
一斉配信のパフォーマンスをリアルタイムで可視化。開封数・応答時間・未返信状況などを確認。
メリット:
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スケジュール配信で最適なタイミングに大量リーチ可能
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主要ビジネスツールと連携可能
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全メッセージをチームで一元管理
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顧客にカスタムカタログ送信可能
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優れた自動化機能
デメリット:
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カスタマーサポートの課題あり
料金:
Starterプランは月額141.58ドル、Proプランは月額217.8ドル。カスタムプランも用意。いずれもメッセージ・会話・顧客数に上限なし。
パート3:WhatsApp一斉送信のやり方【2通りの手順を解説】
1.WhatsAppビジネスアプリで一斉送信する方法
WhatsApp Business APIがなくても、WhatsAppビジネスアプリの「ブロードキャストリスト」機能で最大256人に一斉送信が可能です。
オプトインは不要ですが、連絡先は端末に保存されている必要があります。小規模ビジネスやスタートアップにおすすめです。
手順1: WhatsAppを開き、チャットを選択。
手順2: 右上の3点アイコンをタップし、新しいブロードキャストを選択。

手順3: 送信先の連絡先を選択。
手順4: 作成をタップして、選択した宛先にメッセージを送信。
2.WhatsApp Business APIで一斉送信する方法
EngageLabを使えば、WhatsApp Business APIでパーソナライズされた一斉送信が可能です。以下の簡単な手順で実施できます。
手順1: EngageLabでアカウント登録・ログインし、ダッシュボードからWhatsAppを選択。
無料ではじめる手順2: キャンペーン開始前にテンプレートを作成し、審査申請。EngageLabでは複数カテゴリから選択し、必要情報を入力して次へをクリック。

手順3: メッセージ内容を入力。名前や地域などの変数を追加し、パーソナライズ可能。ヘッダーにメディア追加や、CTAボタン設定も可能。

手順4: すべての設定が完了したら作成をクリックして申請。審査後、テンプレートのステータスが「アクティブ」になれば配信時に利用可能。

手順5: キャンペーンを開始し、会話ページでユーザーとのチャットをリアルタイムでモニタリング。
パート4:WhatsApp Business API一斉送信のメリット
公式チャネル: WhatsApp Business APIはMeta提供の公式手段であり、最も安全で合法的な方法。規約・法令に準拠し、WhatsApp一斉送信機能で配信が可能。
大量配信対応: APIを使えば数千人規模の顧客に一斉送信可能。大規模マーケティングやエンタープライズに最適。
高い到達率: WhatsApp一斉送信の到達率は95〜99%と非常に高水準。ほとんどのメッセージが確実に届く。
自動化: 一斉送信メッセージのスケジューリングや自動配信に対応。セール情報や誕生日メッセージ、アップデートなどを自動で送信。
顧客体験向上: WhatsAppメッセージはインタラクティブで、画像やテキスト、絵文字、ボタン、CTAなどを活用可能。グリーンティック表示で信頼感もアップ。
詳細な分析機能: 配信・開封・既読・返信・失敗などの詳細データを取得でき、一斉送信キャンペーンの効果改善に役立つ。
パート5:WhatsApp一斉送信ツールに関するよくある質問
1 WhatsApp一斉送信ツールは合法ですか?
はい、WhatsApp一斉送信ツールは合法です。WhatsApp Business API経由で配信されます。WhatsAppの利用規約を遵守し、配信前に同意取得・現地法令を守ることが重要です。
2 連絡先を追加せずに1000件以上一斉送信できますか?
はい、WhatsApp Business APIを利用すれば連絡先を追加せずに1000件以上の一斉送信が可能です。EngageLabを活用すれば、無制限にメッセージ配信ができます。
3 WhatsApp一斉送信拡張機能の使い方は何ですか?
Chrome拡張機能をダウンロードし、連絡先リストをアップロード、メッセージテンプレートを作成して配信します。ただし、信頼できるツールを選ばないとアカウント停止などのリスクがあります。より安全な方法は、EngageLabなどのWhatsApp Business APIを利用することです。
まとめ
企業が顧客に一斉送信を行うには、WhatsApp一斉送信ツールが不可欠です。高い到達率・エンゲージメント・ROIを実現する最適な方法です。今回ご紹介したおすすめ8選の特徴・料金・メリット・デメリットを比較し、貴社に最適なツール選びの参考にしてください。エンタープライズ向けWhatsAppソリューションなら、EngageLabが最適。Meta公式BSPとして高い到達率・詳細分析・豊富な機能でキャンペーン成功をサポートします。
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