OneSignalからの乗り換えや代替サービスを検討する場合は、機能数だけでなく、主に使う配信先、運用方法、料金体系、開発・運用体制をそろえて比較することが重要です。
自社で通知基盤を構築したい場合、Webプッシュを運用担当者が管理したい場合、アプリを中心に複数チャネルの施策を運用したい場合では、適した候補が異なります。この記事では、OneSignalの代替・競合ツールを用途別に整理し、自社の要件に合う候補を絞り込むための判断材料を紹介します。
OneSignalとは?代替を検討する前に確認したいポイント
OneSignalは、モバイル・Webのプッシュ通知に加え、アプリ内メッセージ、メール、SMS/RCSなどを扱う顧客エンゲージメントプラットフォームです。セグメント配信、Journeys、A/Bテスト、分析など、通知の配信基盤だけでなく運用機能も提供しています。
そのため、OneSignalの代替を選ぶときは「プッシュ通知を送れるか」だけでは比較できません。現在使っているチャネル、Journeysやセグメント機能、配信データ、料金の課金単位まで整理してから候補を比べる必要があります。
- 対応範囲:モバイル・Webプッシュだけでなく、アプリ内メッセージ、メール、SMS/RCSまで使っているかを確認します。
- 運用機能:セグメント、Journeys、A/Bテスト、分析など、運用担当者が現在使っている機能を洗い出します。
- 料金体系:モバイルプッシュはMAU、Webプッシュは購読者数、メールは送信量など、チャネルごとに課金要因が異なります。
- 移行・実装:SDK、API、ユーザー情報、プッシュトークンや購読情報の扱いは候補ごとに異なるため、移行方法を事前に確認します。
OneSignalの料金体系
2026年8月時点の公式料金ページでは、Freeは$0、Growthは$19/月から+利用量に応じた課金、ProfessionalとEnterpriseは個別見積もりです。GrowthのモバイルプッシュはMAU、Webプッシュは購読者数、メールは送信量が主な課金要因です。
無料プランでも利用できますが、Journeys、セグメント数、Webプッシュの一斉配信対象数などにはプランごとの上限があります。代替サービスの料金を比べる際は、表示月額ではなく、自社のMAU、Web購読者数、送信量を同じ条件にそろえて確認すると判断しやすくなります。
OneSignal代替ツールの選び方・比較表
OneSignalの代替候補には、通知を届けるための基盤、プッシュ通知運用に特化したSaaS、複数チャネルを扱う顧客エンゲージメントプラットフォームが含まれます。まず自社がどのタイプを必要としているか整理すると、候補を絞り込みやすくなります。
- 配信先:iOS・Androidアプリ、Webブラウザのどこを主に使うか確認します。
- 製品タイプ:開発チームが通知基盤を構築するのか、運用担当者が管理画面から配信するのかを決めます。
- 自動化:単発配信だけでよいか、セグメントやイベントを使ったジャーニーが必要かを整理します。
- チャネル:プッシュ通知だけでなく、メール、SMS、WhatsApp、アプリ内メッセージまで同じ運用で扱う必要があるか確認します。
- 料金:MAU、購読者数、DAU、メッセージ数、ワークフロー実行回数など、各社の課金単位を自社の利用量に置き換えて比較します。
- 導入負荷:SDKやAPIの実装、バックエンドの開発、移行作業を社内でどこまで担当できるか確認します。
- 日本語対応:日本語サイトの有無だけでなく、導入相談や技術サポートを日本語で受けられるかまで分けて確認します。
以下は、2026年8月時点の公式公開情報と確認済み情報をもとに整理した早見表です。「日本語サイトあり」と「日本語の有人サポートあり」は同じ意味ではありません。公開情報で確認できない項目は、未対応と断定せず、契約前に各社へ確認してください。
| サービス | タイプ | 主な対応範囲 | 向いているケース | 料金体系 | 日本語対応・サポート |
|---|---|---|---|---|---|
| FCM | 通知基盤 | iOS・Android・Webプッシュ通知 | 自社開発で配信基盤を構築したい場合 | FCM本体は無料 | 日本語ドキュメント/有人サポート条件未確認 |
| Amazon SNS | 通知基盤 | モバイルプッシュ通知、SMS、メール等 | AWS環境でAPI中心に通知を組み込みたい場合 | リクエスト・配信先に応じた従量課金 | 日本語サイト・ドキュメント/国内サポート体制あり |
| Novu | 通知オーケストレーション | プッシュ通知、メール、SMS、チャット等を配信プロバイダー経由で編成 | 通知ワークフロー・購読者管理を共通化したい場合 | ワークフロー実行回数を中心に課金 | 有人日本語サポート未確認 |
| PushEngage | プッシュ通知運用SaaS | Web・iOS・Androidのプッシュ通知 | Web・WordPress・EC中心のプッシュ通知運用 | 購読者数・サイト・アプリ数・プラン | 日本語サイト・一部ドキュメント/有人サポート未確認 |
| Webpushr | Webプッシュ通知SaaS | Webプッシュ通知 | Webプッシュ通知専用で使いたい場合 | アクティブな購読者数 | 有人日本語サポート未確認 |
| WonderPush | アプリ・Webプッシュ通知SaaS | iOS・Android・Webプッシュ通知、ポップアップ | アプリ・Webプッシュ通知+EC自動通知 | プッシュ通知の購読者数を中心に課金 | 有人日本語サポート未確認 |
| Pushwoosh | 顧客エンゲージメント | プッシュ通知、In-App、メール、SMS、WhatsApp等 | アプリ中心のジャーニー・複数チャネル運用 | MAUを中心に課金 | 日本語ページ/有人サポート未確認 |
| Airship | エンタープライズ顧客エンゲージメント | プッシュ通知、In-App、メール、SMS/MMS/RCS等 | 大規模アプリ・複数チャネル運用 | 個別見積もり | APAC・日本担当の営業窓口あり |
| Braze | エンタープライズ顧客エンゲージメント | プッシュ通知、In-App、メール、SMS、WhatsApp、LINE等 | 高度なライフサイクル施策・多チャネル運用 | 個別見積もり | 日本法人/日本語管理画面/国内テクニカルサポート |
| EngageLab | 顧客エンゲージメント | AppPush、WebPush、Email、SMS、WhatsApp、MA | アプリ・Webプッシュ通知+複数チャネル、日本語での導入支援を重視する場合 | アプリ/WebはDAU、MAは月間ジャーニー参加ユーザー数等 | 日本法人・国内チーム/24時間365日日本語技術サポート |
OneSignal代替・競合ツール10選
ここからは、候補を開発・通知基盤/オーケストレーション型、プッシュ通知運用型、顧客エンゲージメント型の順に紹介します。自社が必要とする運用範囲に近いタイプから確認してください。
開発・通知基盤/オーケストレーション型
Firebase Cloud Messaging(FCM)
Firebase Cloud Messaging(FCM)は、Googleが提供するクロスプラットフォームのメッセージング基盤です。Android、iOS、Webへプッシュ通知を送れますが、OneSignalのような顧客エンゲージメントSaaSとは役割が異なり、複雑な配信ロジックや運用画面は企業側で補う必要があります。
- 向いているケース:開発チームがあり、低コストでアプリ・Webプッシュ通知の配信基盤を構築したい場合。
- 主な対応範囲:Android、iOS、Webプッシュ通知。Firebase In-App MessagingなどはFCMとは別のFirebase製品です。
- OneSignalと比較するときのポイント:FCMはメッセージを届ける基盤が中心です。ジャーニー、顧客セグメント、複数チャネル運用をどこまで自社で実装するかを確認します。
- 料金体系:FCM本体は無料です。ただし、Cloud Functions、BigQueryなど周辺サービスを使う場合は別途費用が発生することがあります。
- 導入・運用上の確認点:自社サーバーやCloud Functionsなどから送信する場合、対象ユーザーの抽出、イベント処理、再送、分析を含めた運用設計が必要です。
- 日本語対応・サポート:日本語ドキュメントは充実しています。FCM専用の日本語有人サポートやSLAは、契約するGoogle Cloud/Firebaseのサポート条件を確認してください。
Amazon Simple Notification Service(Amazon SNS)
Amazon SNSは、AWSが提供するPub/Sub型のメッセージングサービスです。モバイルプッシュ通知ではAPNsやFCMなどを通じて通知を配信し、SMS、メール、HTTP/S、SQS、Lambdaなどにもメッセージを送れます。
- 向いているケース:AWS上のアプリやバックエンドと通知を組み合わせ、API中心で配信を管理したい場合。
- 主な対応範囲:APNs・FCM経由のモバイルプッシュ通知、SMS、メール、HTTP/Sなど。マーケティング用のメール配信画面やジャーニービルダーとは役割が異なります。
- OneSignalと比較するときのポイント:OneSignalのような運用担当者向けジャーニーやマーケティングセグメントは標準の製品モデルではないため、AWSサービスやアプリ側でロジックを組む範囲を確認します。
- 料金体系:最低月額ではなく、リクエスト数と配信先のプロトコル・地域に応じた従量課金です。SMSなどは送信先によって別料金が発生します。
- 導入・運用上の確認点:AWS IAM、Platform Endpoint、トークンの更新、監視など、開発・インフラ側で管理する項目が多くなります。
- 日本語対応・サポート:AWSには日本語サイト、ドキュメント、日本法人とサポート体系があります。対応時間や技術支援の範囲は契約するサポートプランを確認します。
Novu
Novuは、アプリから送る通知をワークフローとして編成する通知基盤です。購読者管理、In-App Inbox、Delay、Digest、条件分岐などを共通化できますが、プッシュ通知の実配信にはFCM、APNs、Expo、OneSignalなどの配信プロバイダーを別途設定します。
- 向いているケース:開発者が複数チャネルの通知ロジックを共通化し、自社アプリ内の通知体験をコードとワークフローで管理したい場合。
- 主な対応範囲:In-App Inboxに加え、メール、SMS、プッシュ通知、チャットなどを外部の配信プロバイダー経由で編成します。
- OneSignalと比較するときのポイント:Novuは通知の編成層に強みがありますが、プッシュ通知の実配信自体は外部の配信プロバイダーに依存します。マーケティング担当者向けの動的セグメントや配信分析とは製品の重心が異なります。
- 料金体系:Cloudはワークフロー実行回数が主な課金単位で、Free、Pro、Team、Enterpriseがあります。外部の配信プロバイダー側で発生するメール、SMS、プッシュ通知の費用は別に考えます。
- 導入・運用上の確認点:配信プロバイダーの認証情報、デバイストークン、購読者データを自社で管理し、どの通知をどの配信プロバイダーから送るか設計する必要があります。
- 日本語対応・サポート:日本語の有人サポートは公開情報で確認できません。Enterpriseでは日本でのデータ保管地域を選べますが、日本語サポートとは別の条件です。
プッシュ通知運用型
PushEngage
PushEngageは、Webプッシュ通知に加えてiOS・Androidのアプリプッシュ通知にも対応するプッシュ通知運用SaaSです。WordPressやWooCommerce、カート放棄・閲覧放棄などのトリガー配信を使いたい企業に候補になります。
- 向いているケース:Webサイト、WordPress、ECを中心にプッシュ通知を運用し、運用担当者がワークフローやDrip配信を設定したい場合。
- 主な対応範囲:Webプッシュ通知、iOS・Androidのアプリプッシュ通知、セグメント、ワークフロー、Drip配信、A/Bテスト、EC向けトリガー配信。
- OneSignalと比較するときのポイント:プッシュ通知を中心に必要な自動化を満たせるか、メールやSMSを含む広い顧客ジャーニーまで同じ基盤で管理する必要があるかを分けて考えます。
- 料金体系:Freeプランがあり、有料プランは主にアクティブな購読者、サイト・アプリ数、プランによって変わります。送信数にもプラン別の上限・ポリシーがあります。
- 導入・運用上の確認点:アプリプッシュ通知を使う場合はSDKと各モバイルプッシュ通知基盤の設定が必要です。EC自動化の一部は上位プランが対象です。
- 日本語対応・サポート:日本語サイトと一部日本語ドキュメントがあります。日本語の有人販売・技術サポートの範囲は公開情報で確認できません。
Webpushr
Webpushrは、Webプッシュ通知に特化したサービスです。OneSignalをWebサイトの通知だけに使っている企業で、購読者数ベースのシンプルな料金体系を重視する場合に比較しやすい候補です。
- 向いているケース:ネイティブアプリのプッシュ通知や多チャネル運用が不要で、Webプッシュ通知を主な用途としている場合。
- 主な対応範囲:Webプッシュ通知、動的セグメント、予約配信、API、WordPress、WooCommerce連携など。
- OneSignalと比較するときのポイント:Webプッシュ通知以外のチャネルを同じ基盤で運用する必要があるかを確認します。OneSignalからのWeb購読者移行は、ブラウザの仕組み上、単純な一括インポートではなく再訪時の再購読が前提になります。
- 料金体系:公式料金ページでは、10,000アクティブ購読者までのFreeプランがあり、有料プランは$29/月からです。主な課金軸はアクティブな購読者数です。
- 導入・運用上の確認点:Webプッシュ通知専用のため、アプリプッシュ通知、メール、SMSなどが必要になった場合は別サービスとの併用を考えます。
- 日本語対応・サポート:日本語の有人サポート、日本法人、国内チームは公開情報で確認できません。
WonderPush
WonderPushは、iOS、Android、Webのプッシュ通知に対応するサービスです。セグメント、予約・定期配信、APIトリガー、カート放棄リマインドなどを使い、アプリとWebのプッシュ通知を比較的シンプルに運用したい場合に候補になります。
- 向いているケース:アプリとWebのプッシュ通知を同じサービスで管理し、ECの自動通知やイベント起点の配信を使いたい場合。
- 主な対応範囲:iOS・Android・Webプッシュ通知、セグメント、予約・定期配信、APIトリガー、ポップアップ/In-App。
- OneSignalと比較するときのポイント:プッシュ通知中心の運用で十分か、メールやSMSを含む複雑なジャーニーまで必要かを確認します。ポップアップ/In-Appはプッシュ通知とは別の料金体系です。
- 料金体系:公式料金ページでは、プッシュ通知は最初の1,000購読者まで€1/月、その後は追加1,000購読者ごとに€1/月です。14日間のトライアルがあります。
- 導入・運用上の確認点:SDKはWeb、iOS、Android、Flutter、React Nativeなどに対応します。既存環境から移行する場合はプラットフォーム別の移行条件を確認します。
- 日本語対応・サポート:日本語サイト、日本法人、日本語の有人サポートは公開情報で確認できません。
顧客エンゲージメント型
Pushwoosh
Pushwooshは、モバイル・Webプッシュ通知、In-App、メール、SMS、WhatsAppなどを扱う顧客エンゲージメントプラットフォームです。Customer Journey Builder、セグメント、A/Bテスト、分析を使い、アプリを中心に複数チャネルを運用したい企業に向いています。
- 向いているケース:アプリプッシュ通知だけでなく、In-Appやメールなどを含むジャーニーを運用し、MAUベースで費用を比較したい場合。
- 主な対応範囲:モバイル・Webプッシュ通知、In-App、メール、SMS、WhatsAppなど。ジャーニー、RFM/Smart Segmentation、A/Bテスト、分析にも対応します。
- OneSignalと比較するときのポイント:現在の公式料金ページでは、キャンペーンやジャーニーにプラン別の機能制限を設けていないため、MAU単価、メール送信枠、データ保持、サポート条件をOneSignalとそろえて確認します。
- 料金体系:公式料金ページでは、1,000 MAU以下で基本料金0ドルとなる条件があり、Omnichannelは$13/1,000 MAUです。利用量が大きい場合は個別見積もりを確認します。
- 導入・運用上の確認点:OneSignalからの移行ガイドがあり、モバイルでは元のプッシュトークンを使うなど、プラットフォームごとの移行方法に注意が必要です。
- 日本語対応・サポート:日本語ページはありますが、日本法人、日本語の有人サポート、SLAの範囲は公開情報で確認できません。
Airship
Airshipは、モバイル・Webプッシュ通知、In-App、メール、SMS/MMS/RCS、Mobile Walletなどを扱うエンタープライズ向けの顧客エンゲージメントプラットフォームです。大規模なアプリ運用や複雑なジャーニーを前提に比較する場合に候補になります。
- 向いているケース:大規模なアプリを運用し、プッシュ通知だけでなく複数チャネルのジャーニー、セグメント、実験機能をまとめて検討する場合。
- 主な対応範囲:モバイル・Webプッシュ通知、In-App、メール、SMS/MMS/RCS、Wallet、ジャーニーの設計・運用、A/Bテスト・バリアントテストなど。
- OneSignalと比較するときのポイント:機能だけでなく、契約上のMAU/MUV、Addressable Users、メッセージ量、導入支援、サポートプランを同じ利用条件で確認します。
- 料金体系:公開された固定月額はなく、個別見積もりです。契約内容によってMAU、MUV、アドレス数、メッセージ量などの指標が使われます。
- 導入・運用上の確認点:SDK/APIと複数の機能パッケージがあるため、必要範囲と導入体制を先に決めてから見積もりを取ると比較しやすくなります。
- 日本語対応・サポート:APAC・Japanの営業カバレッジは確認できます。日本語の技術サポート、日本オフィス、日本でのデータ保管地域の条件は公開情報で確認できません。
Braze
Brazeは、モバイル・Webプッシュ通知、In-App、メール、SMS/MMS/RCS、WhatsApp、LINEなどを扱う顧客エンゲージメントプラットフォームです。Canvasを使ったジャーニー設計・運用やリアルタイムのセグメント、パーソナライズを重視する企業で比較対象になります。
- 向いているケース:大規模なアプリや複数チャネルで、顧客行動に応じたライフサイクル施策を細かく設計したい場合。
- 主な対応範囲:モバイル・Webプッシュ通知、In-App、メール、SMS/MMS/RCS、WhatsApp、LINEなど。Canvas、セグメント、実験・分析機能を提供します。
- OneSignalと比較するときのポイント:必要なチャネルとCanvasの運用範囲、実装・オンボーディング体制、MAUや追加製品を含む契約条件を確認します。
- 料金体系:固定の公開月額はなく、プラットフォームのエディション、アクティブユーザー、チャネルやAction Credits、追加製品などを基に個別見積もりとなります。
- 導入・運用上の確認点:多機能なため、プッシュ通知だけが目的の場合と、顧客エンゲージメント基盤全体を置き換える場合で必要な実装・運用体制が大きく変わります。
- 日本語対応・サポート:Braze株式会社の日本法人、東京オフィス、日本語管理画面、日本のテクニカルサポートチームが確認できます。日本データセンターも提供されています。
EngageLab
EngageLabは、AppPush、WebPush、Email、SMS、WhatsApp、Marketing Automationを提供する顧客エンゲージメントプラットフォームです。アプリ・Webプッシュ通知を中心に、複数チャネルの配信と自動化を同じ環境で検討したい企業に候補になります。
- 向いているケース:AppPush・WebPushに加えて複数チャネルを運用し、日本語での導入相談や継続的な技術サポートも重視する場合。
- 主な対応範囲:AppPush、WebPush、Email、SMS、WhatsApp、Marketing Automation。プッシュ通知ではセグメント、予約・タイムゾーン配信、Rich Push、A/Bテスト、配信統計などに対応します。
- OneSignalと比較するときのポイント:アプリ/Webプッシュ通知の運用範囲に加え、Marketing Automationを含む複数チャネルの使い方、DAUやMEP(月間でジャーニーに入ったユニークユーザー数)などの課金単位、日本語での導入・運用支援を同じ条件で比較します。
- 料金体系:AppPushは30日、WebPushは15日のトライアルがあります。AppPush/WebPushは主にDAU、Marketing AutomationはMEPを課金の基準とし、正式料金は利用条件に応じて確認します。
- 導入・運用上の確認点:AppPushとWebPushはSDK・REST APIに対応します。OneSignalからEngageLabへの公式移行手順があり、既存のFCM/APNsトークンや一部ユーザーデータを活用できます。一方、セグメント、テンプレート、Journeysの再構築や、WebPush購読情報の再作成が必要です。
- 日本語対応・サポート:日本法人のAurora Mobile株式会社と国内チームがあり、日本語で導入相談・技術支援を受けられます。全製品・全プランで24時間365日の日本語技術サポートを提供し、日本国内に独立データセンターがあります。契約・請求・SLAは日本法人が直接対応します。
まとめ|自社の要件から候補を絞り込む
OneSignalの代替を選ぶときは、候補を同じ製品カテゴリとして一括比較しないことが重要です。自社で通知基盤を構築したい場合はFCMやAmazon SNS、通知ロジックや購読者管理を開発者主導で共通化したい場合はNovuを確認します。
WebサイトやECでのプッシュ通知運用が中心なら、PushEngage、Webpushr、WonderPushが比較候補になります。大規模なアプリ運用や高度な顧客施策を重視する場合はAirshipやBraze、複数チャネルに加えて日本語での導入・技術支援や国内での契約対応を重視する場合はEngageLabも比較すると、自社の要件に近い候補を整理しやすくなります。
最終判断では、対応チャネルだけでなく、自社のMAU・購読者数・DAU・送信量を各社の課金単位に置き換え、実装・移行に必要な社内リソースやサポート条件もあわせて確認しましょう。
よくあるご質問
FCMやAmazon SNSはOneSignalと同じ種類のサービスですか?
同じではありません。FCMやAmazon SNSは通知を届けるための基盤に近く、OneSignalはセグメント、ジャーニー、複数チャネルの運用画面まで提供します。開発チームが運用機能を自社で作る場合はFCMやSNS、運用担当者が管理画面から施策を設定する場合はプッシュ通知SaaSや顧客エンゲージメント型を比較すると判断しやすくなります。
OneSignalから乗り換える前に何を確認すべきですか?
現在使っているチャネル、SDK・API、ユーザーや購読情報、プッシュトークン、セグメント、ジャーニー、配信履歴、料金の課金単位を整理します。移行方法はサービスやアプリ/Webで異なるため、既存データをどこまで引き継げるかは候補ごとの公式資料や導入窓口で確認してください。
料金比較で月額だけを見ないほうがよいのはなぜですか?
各社で課金単位が異なるためです。OneSignalやPushwooshはMAU、WebpushrやWonderPushは購読者数、EngageLabはアプリ/WebでDAU、Novuはワークフロー実行回数などを主な基準にしています。自社の利用量を同じ条件に置き換えないと、表示されている最低月額だけでは実際の費用を比較できません。







