プッシュ通知サービスは、いまのデジタル環境で欠かせない施策の1つです。企業はユーザーの端末へ直接メッセージを届けられるため、エンゲージメントや継続率の向上につながります。
とはいえ提供事業者が多く、最適なプッシュ通知サービスの選定は難しく感じられます。
本記事では、2026年に注目されるプッシュ通知サービス3選(Firebase Cloud Messaging(FCM)、EngageLab、OneSignal)を詳しく比較します。
各プラットフォームには強みがあり、求める要件によって適した選択肢が変わります。スタートアップの成長フェーズでも、大企業の安定運用でも、違いを理解することでコミュニケーション戦略に合う判断がしやすくなります。
パート1. プッシュ通知サービスおすすめ3選【徹底レビュー】
ここからは各プラットフォームを見ていきます。貴社のプッシュ通知施策に最適なサービスがどれか、ポイントを整理しながら確認しましょう。
1. Firebase Cloud Messaging(FCM)
Firebase Cloud Messaging(FCM) は、GoogleのFirebase製品群の重要な機能です。モバイルアプリのコミュニケーションを強化するために、大きく2つの仕組みを提供しています。1つ目は「クラウドメッセージング」APIです。
Firebaseに統合される前は「Google Cloud Messaging」として提供されていました。Android端末へ通知を送る際の基盤となるAPIで、Google Playストアからダウンロードされるアプリでは利用が求められます。複数接続を避けることで、電池消費を抑えられるためです。
このAPIはAndroidだけに限定されません。メッセージをApple Push Notification Service(APNs)へ転送することで、iOS端末とも連携できます。
2つ目は、Firebase Messaging Notification Composer(通知作成ツール)です。開発者やマーケターがオンラインのダッシュボードからモバイルプッシュ通知を作成し、配信できるように設計されています。加えて、特定のユーザー層への配信や、基本的な分析による効果確認も行えます。
さらにFirebaseには、「アプリ内メッセージ」を作成する別機能もあります。アプリ利用中のユーザーにポップアップを表示できるため、アプリを離脱させずにエンゲージメントを高められます。このように、FCMはモバイルアプリのメッセージ配信を効率よく管理するための包括的な選択肢といえます。
1 Firebase Cloud Messagingの主な機能
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1. クロスプラットフォーム配信
FCMは、Android、iOS、ウェブアプリに対して通知を配信できます。端末が異なっても一貫した運用ができ、統合的なメッセージング基盤として活用できます。
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2. リアルタイム配信
端末へリアルタイムでメッセージを届けられます。即時性が求められるアラートや重要連絡に向いています。
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3. スケーラビリティ
Googleのインフラ上で動作するため、利用規模が拡大しても対応しやすい設計です。ユーザー数が数百万規模に増えても、安定した運用が期待できます。
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4. ターゲティング配信
トピック単位、セグメント単位、端末単位など、複数のターゲティングに対応しています。ユーザー群や個別ニーズに合わせて配信設計を組み立てられます。
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5. 分析・レポート
通知作成ツールで、配信結果や反応の分析が可能です。施策の効果を把握し、改善につなげられます。
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6. バッテリー効率
Androidでは、アプリごとの個別接続ではなくGoogle Playサービスへの最適化された単一接続を利用します。これにより、電池消費を大きく抑えられます。
Firebase Cloud Messaging(FCM)とモバイル端末メーカーの通知チャネルには、押さえておきたい重要な違いがあります。
アプリの通知設計を最適化したい開発者にとって、この差を把握することは重要です。次のセクションでは、分かりやすい比較として整理します。
2 動作の仕組み
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1. モバイル端末ベンダーの通知チャネル
地域によっては、特に中国において、XiaomiやHuawei、OPPOなどのモバイル端末メーカーが独自のプッシュ通知サービスを提供しています。 ベンダー固有のAPIを通じて直接メッセージを配信できるため、Androidのシステム制限を回避できる点が特徴です。 Googleのサービスに制約がある環境では、配信効率と到達の安定性が高まりやすい傾向があります。
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2. Firebase Cloud Messaging(FCM)
Google公式のプッシュ通知サービスであるFirebase Cloud Messaging(FCM)は、通知送信のための統一APIを提供するグローバル向けのソリューションです。 Google Playストア向けアプリではFirebase Cloud Messaging(FCM)の利用が必須とされており、アプリ間で標準化した運用を行いやすくなります。 端末のバッテリー消費を抑えながら、配信の信頼性を高める設計です。
3 利用シーンと地域要件の考え方
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1. モバイル端末ベンダーの通知チャネル
特定ベンダーの端末に最適で、中国のような市場では高いパフォーマンスを発揮しやすい手段です。 Googleサービスへの制限があるため、Firebase Cloud Messaging(FCM)が現実的な選択肢になりにくいケースもあります。
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2. Firebase Cloud Messaging(FCM)
Firebase Cloud Messaging(FCM)はグローバルで利用でき、Googleのエコシステムともスムーズに連携します。 Googleサービスの制限がない地域では、第一候補になりやすい手段です。
結局のところ、Firebase Cloud Messaging(FCM)と通知チャネルの選択は、ターゲットユーザーの地域分布と利用端末の傾向によって決まります。 アプリの要件と到達させたいユーザー層に合わせて、どちらか一方、または併用を検討する形になります。
補足として、Firebaseは約20のツールを備える統合ツール群へと発展してきました。これまでにクラッシュレポート、アプリ配信、リアルタイムデータベース、クラウドサービス、機械学習機能などを提供しています。
ただし2019年以降、GoogleはFirebaseの開発ペースを落とし、機能強化を縮小しつつ一部機能の提供を終了しています。代表例としてFirebase Analyticsは大幅に整理され、実質的にGoogle Analyticsへ統合されました。
また、新しいFirebase製品のリリース頻度も低下しています。年に何度もあった更新は、年に数回程度へと減少しました。
現在もFirebaseは、特にFirebase Cloud Messaging(FCM)を中心に多くの開発者に利用されています。一方でGoogleの方針からは、Firebase拡大への注力度が下がっていることがうかがえます。先行きは読みづらい状況です。
この変化はFirebase公式ブログの更新頻度にも表れています。特にFirebase Cloud Messaging(FCM)は2022年まで新しい投稿が見られませんでした。製品発表やアップデート情報の減少が示唆されています。
4 Firebase Cloud Messaging(FCM)の料金プラン
商用利用におけるFirebase Cloud Messaging(FCM)の料金と利用上限は、以下のとおりです。
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1. FCMは商用利用でも無料ですか?
はい、FCMは個人利用だけでなく商用利用でも無料です。iOS、Android、ウェブといった複数のプラットフォームに対して、通知メッセージやデータメッセージを送る基本機能を利用できます。
ただし、各種の上限を超えると課金が発生します。料金は複数の項目に分かれているため、詳細はFirebaseの料金ページで確認できます。
もう1つ注意したいのが、コストを見積もりにくい点です。たとえば、FCMのプッシュ通知で使う画像をFirebase側でホストすると、想定以上の費用につながることがあります。
想定外の請求を避けるには、利用状況を継続的にモニタリングすることが欠かせません。クラウドサービスを運用するうえでは、コスト管理も重要な要素です。
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2. FCMの利用上限と料金
FCM自体には直接の利用料はありません。ただし、開発者が把握しておくべき利用上限があります。
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デバイスグループへの送信:1つのデバイスグループに追加できる端末は最大20台。
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1日あたりの送信通数:FCMで送れるメッセージ数に明確な上限はありません。大量配信時は処理状況によって、配信効率や到達性が左右される場合があります。
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トピック:作成できるトピック数に制限はありません。追加費用なしで、幅広いセグメント配信とターゲット配信を行えます。
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3. その他の注意点
主な制約は、メッセージサイズと処理に関するものです。
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メッセージサイズ:1通あたりのペイロードは、データメッセージが最大4KB、通知メッセージが最大2KBです。
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メッセージの有効期間:端末がオフラインの場合、メッセージは一定期間保持されます。保持期間(TTL)を過ぎると配信されずに破棄されます。
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2. EngageLabのプッシュ通知サービス
EngageLabは、顧客エンゲージメント領域をリードするオムニチャネル型メッセージングプラットフォームです。企業がオーディエンスと効率よくつながるための基盤として、高い評価を得ています。
特長は高い到達率です。到達率はFCMより約40%高いとされています。
ユーザーのコンバージョン向上にもつなげやすく、顧客接点を強化する施策を進めるうえで有力な選択肢になります。
なかでも注目は、EngageLabのAppPushです。エンドユーザーのタイムゾーンに合わせたスケジュール配信や、メッセージのライフサイクル管理など、FCMを上回る機能を備えています。
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タイムゾーンに合わせたスケジュール配信
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メッセージのライフサイクル管理
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メッセージ折りたたみレポート
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タグ・エイリアス設定
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多言語のプッシュ文面
メッセージングにとどまらず、EngageLabは顧客行動の深いインサイトも提供します。企業がオーディエンス理解を進めるうえで役立ちます。
さらに、ロイヤルティプログラムの作成と運用も支援します。売上拡大と顧客ロイヤルティの向上を狙えます。
1 EngageLabのプッシュ通知サービスの主な機能
EngageLabは、顧客エンゲージメントを強化するための機能を幅広く備えたプラットフォームです。企業と顧客のつながりを強化するための設計が随所に盛り込まれています。
ここでは、EngageLabが提供する内容を要点に絞って紹介します。
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1. オムニチャネルのメッセージングソリューション
EngageLabのオムニチャネル戦略により、顧客へ的確にリーチできます。高い到達率を支える設計で、ユーザーのコンバージョン最大化も狙えます。
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2. アプリ向けプッシュ通知(AppPush)
EngageLabのアプリ向けプッシュ通知(AppPush)では、AndroidやiOSなどのモバイルアプリに対して、毎日数十億規模のメッセージ配信が可能です。
SDKの導入がしやすく、安定した高速配信チャネルを備えています。さらに、柔軟に使える高機能APIも利用できます。
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3. 充実したエンゲージメント機能
EngageLabは、顧客エンゲージメントを高めるための機能群を提供します。多様な製品ラインアップに加え、開発者向けキットも用意されています。
すべてのチャネルで顧客とスムーズにつながる最新ソリューションを揃えています。
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4. 高い到達率
メッセージングサービスのリーダーとして、EngageLabはアジアを中心にグローバルでも高い到達率を強みとしています。
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5. 開発者向けAPI
包括的なAPIと使いやすいSDKを提供し、開発者の実装負荷を抑えながら導入を進められます。
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6. A/Bテスト機能
EngageLabはA/Bテストをサポートしており、これはユーザーに最適な方法を示す技術です。そのため、各コミュニケーションでより良い結果を得ることができます。
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7. 専門的な技術サポート
EngageLabのプロフェッショナルチームが、専任の技術サポートを提供します。開発者が必要な支援を受けられる体制を整えています。
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8. 顧客行動のインサイト
EngageLabを活用すれば、顧客行動をより深く把握できます。顧客理解を進め、施策の精度向上につなげられます。
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9. ロイヤルティプログラムの管理
EngageLabは、ロイヤルティプログラムの作成と運用にも対応しています。売上の向上と顧客ロイヤルティの育成を後押しします。
ディープリンクを作成し、ユーザーへプッシュ通知を送信できます。
最新かつ詳細な情報は、EngageLabの公式サイトをご確認ください。
お問い合わせ2 EngageLabの料金プラン
EngageLabは十分な無料トライアルを提供しています。請求の透明性が高く、予算管理も細かく行えます。
また、プッシュ通知やメッセージングサービスは追加費用や隠れた費用が発生しない設計で、コスト計画を立てやすい点も特長です。
サインアップ後に無料トライアルを開始できます。併せて、コスト予測をスムーズに行え、予算策定の手間も軽減できます。
3. OneSignalのプッシュ通知サービス
OneSignalは、顧客エンゲージメントを強化するための総合プラットフォームです。モバイルプッシュやウェブプッシュに加え、メール、SMS、アプリ内メッセージにも対応しています。
アプリ開発者の課題から生まれ、現在では100万社以上が利用し、1日あたり約120億通のメッセージ配信を支えています。使いやすさと実用性、拡張性のバランスが評価されており、ユーザーエンゲージメントの向上を目指す企業から選ばれやすいサービスです。
1 OneSignalの主な機能
OneSignalには、メッセージ配信の効果とROIを高めるための機能が幅広く揃っています。主な内容は次のとおりです。
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1. A/Bテスト
複数のメッセージング施策を比較検証し、最も効果の高いパターンを特定できます。
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2. 分析
キャンペーン成果を可視化し、改善に向けた調整を行いやすくします。
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3. パーソナライズ
リアルタイムのユーザーデータやチャネル横断のエンゲージメントにもとづき、最適なメッセージを作成できます。
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4. セグメンテーション
ユーザーの行動や嗜好にもとづき、ターゲット別のキャンペーンを設計できます。
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5. インテリジェント配信
機械学習を活用して配信タイミングを最適化し、エンゲージメント向上につなげます。
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6. アプリ内メッセージ
コーディング不要で、アプリ内に直接表示するメッセージの作成と配信を行えます。
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7. 電子メール・SMS連携
デザイン性の高い電子メールと、直接届くSMSを組み合わせてリーチを広げます。
OneSignalは高機能ですが、注意しておきたい点もあります。
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1. サービス停止
503エラーなどの障害が発生したケースがあります。
プッシュ通知の安定性に影響する可能性があります。
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2. 無料プランの機能縮小
無料プランでは機能が削減され、セグメンテーションの範囲も制限されます。
また、GDPRへの準拠は有料プランが前提です。
要件が多い企業では、適合しない場合があります。
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3. A/Bテスト機能が標準搭載されていない
競合サービスと異なり、OneSignalにはA/Bテスト機能が統合されていません。
十分な検証を行うには、追加ツールが必要になる可能性があります。
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4. 学習コスト
類似ツールと比べて、直感的に使いにくいと感じるユーザーもいます。
初期設定や運用に慣れるまで、時間がかかる場合があります。
2 OneSignalの料金プラン
OneSignalは、プッシュ通知サービスの利用規模や目的に合わせて、複数の料金プランを提供しています。
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1. 無料プラン
基本機能を利用できるプランです。
モバイル向けプッシュ通知は無制限で利用できます。
また、ウェブプッシュの購読者はメッセージあたり最大10,000までです。
パーソナライズ向けのセグメントやデータタグは一部に制限されます。
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2. Growthプラン
月額$9から利用できます。
インテリジェント配信や追加のセグメンテーションに対応します。
プッシュ購読者は最大100,000まで利用できます。
さらに、電子メールは月20,000通まで無料で送信できます。
追加分は1,000通あたり$2で課金されます。
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3. Professionalプラン
月額$999のプランです。
Growthプランの全機能に加え、セグメンテーションやデータタグの上限が大幅に拡張されます。
プッシュ購読者の上限も大きく引き上げられます。
高度なパーソナライズと優先サポートも含まれます。
また、カスタム契約とサービスレベル契約(SLA)を含みます。
要件が複雑な大規模組織向けに設計されています。
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4. Enterpriseプラン
個別見積もりのプランです。
下位プランの全機能に加え、電子メール送信用の専用IPが含まれます。
さらに、セキュリティの強化やコンプライアンス機能にも対応します。
大規模、または要件が複雑で個別対応が必要なケースに向けたプランです。
有料プランは、上位プランほど機能が拡張され、購読者数やメッセージ数の上限も高くなります。
プッシュ通知とアプリ内メッセージの料金は、一般的に購読者数、または表示回数(インプレッション)にもとづいて算出されます。
OneSignalの料金プランの詳細や最適なプランの判断については、公式の料金ページをご確認ください。
パート2. Firebase、EngageLab、OneSignalの比較表
比較表とあわせて、検討に役立つ詳細情報をご紹介します。
| 機能 | Firebase | EngageLab | OneSignal |
|---|---|---|---|
| Androidプッシュ通知 | 基本的な通知のみ対応。追加開発なしではAndroidチャンネルに非対応。Huawei端末およびAmazonタブレットに非対応 | すべての通知タイプに対応。リッチメディアを標準搭載し、リアルタイムの到達確認も可能。Huawei、Xiaomi、OPPO、vivo、honorなど複数メーカーに対応 | すべての通知タイプに対応。リッチメディアとリアルタイムの到達確認も可能。Huaweiチャンネルに限定 |
| iOSモバイルプッシュ通知 | 基本対応のみ。プレビュー機能およびリッチメディア機能は非対応 | 包括的に対応。リッチメディアとリアルタイムの到達確認に対応 | 包括的に対応。リッチメディアとリアルタイムの到達確認に対応 |
| ウェブプッシュ通知 | 対応ブラウザが限定的で、SDK対応の範囲も限られる。プレビューなし。データ分析も限定的 | プロンプトをカスタマイズできるリッチな通知作成に対応。すべてのブラウザに対応 | プロンプトをカスタマイズできるリッチな通知作成に対応。すべてのブラウザに対応 |
| 転送API | 基本的なAPI。セグメント機能は限定的で、多言語にも非対応。APIライブラリが複雑 | オムニチャネルAPI。高度なセグメントと多言語対応に加え、タイムゾーンを考慮した配信にも対応 | オムニチャネルAPI。豊富なセグメントと多言語に対応。タイムゾーンを考慮した配信には非対応 |
| プッシュ通知データ分析 | 基本的なクエリに限定。詳細分析にはFirebase Analyticsが必要 | 高度なダッシュボードで多角的な指標を可視化。デバイス粒度の分析とプッシュコールバックに対応 | シンプルな統計のみ。デバイス粒度の分析とプッシュコールバックに非対応 |
| 電子メール | 情報の記載なし | 大規模配信に対応した電子メールサービスとプレミアムリソースを提供 | 主要なメール配信サービス事業者と連携して電子メールサービスを提供 |
| SMS・MMS | 情報の記載なし | ダッシュボードとAPIからグローバルでSMS・MMSに対応。複数の番号タイプに対応 | ダッシュボードとAPIからグローバルでSMS・MMSに対応。複数の番号タイプに対応 |
| 複数データノードの選択 | Googleのグローバルインフラを活用 | 信頼性を高めるため、世界各地のデータセンターを選択可能 | 複数データノードの選択に非対応 |
| データのマスキング保管 | 情報の記載なし | 顧客データ保護のため、マスキングした状態での保管と分析に対応 | 情報の記載なし |
| 国際標準 | 情報の記載なし | データ収集は必要最小限の原則に準拠し、地域ごとのコンプライアンス要件にも対応 | 情報の記載なし |
| テクニカルサポート | 公開フォーラム中心で、未回答の質問も多い | 多言語に対応し、24時間365日のカスタマーサポートを提供 | 英語対応。追加費用で有人サポートを利用可能 |
| テクニカルサポート | 公開フォーラム中心で、未回答の質問も多い | 多言語に対応し、24時間365日のカスタマーサポートを提供 | 英語対応。追加費用で有人サポートを利用可能 |
1. 配信到達率と信頼性
1 EngageLab
EngageLabは、グローバルでの配信到達率がFCMより約40%高い点を強みとしています。とくに中国ブランド端末のシェアが高い東南アジアや南米、中国本土では差が出やすい傾向です。
FCMで課題になりやすいアプリの非アクティブ状態や、アプリプロセスの強制終了の影響を受けにくく、安定した配信を実現します。
さらに、独自のプッシュ配信チャネルにより到達範囲と信頼性を高められます。コンテンツや配信量の制限が少ない点も特長です。
2 Firebase Cloud Messaging(FCM)
FCMは、アプリが非アクティブな状態のときや、アプリプロセスが強制終了された場合に、安定した配信が難しくなることがあります。
端末メーカーのプッシュサービスに依存するため、EngageLabの専用チャネルほど効果が出ないケースもあります。
3 OneSignal
OneSignalは一般的に良好な配信到達率を提供しますが、EngageLabの強化された配信品質には及ばない場面があります。
とくにゲーム(将棋・カード)などの領域では、EngageLabがデイリーアクティブユーザー(DAU)の改善で大きな成果を示しています。
2. 機能と対応範囲
1 EngageLab
エンドユーザーのタイムゾーンに合わせた配信や、メッセージ配信のライフサイクル管理など、高度な機能を備えています。
また、未達・欠損の詳細レポートも提供し、配信状況の把握と改善に活用できます。
さらに、ユーザーセグメント、タグ運用、エイリアス、多言語対応も提供します。その結果、プッシュ通知のパーソナライズ精度が高まり、クリック率の向上につながります。
24時間365日のテクニカルサポートを提供している点も強みです。即時対応が可能な体制を整えています。
2 Firebase Cloud Messaging(FCM)
FCMは基本的なプッシュ通知機能に比重が置かれる傾向があります。機能更新や新機能の追加頻度は高くありません。
カスタマイズや高度なターゲティングも、EngageLabほど強力ではありません。
3 OneSignal
OneSignalにもユーザーのグルーピングやラベリング機能はあります。
ただし、機能の広さと深さではEngageLabが上回ります。
3. データセキュリティとコンプライアンス
1 EngageLab
複数地域にまたがるパブリッククラウドのデータセンターに対応し、各地域のデータセキュリティ方針に沿って運用できます。
さらに高い機密性が求められる顧客向けには、専用クラウドデータセンターも提供します。データを完全に分離できるため、より高い安全性を確保できます。
2 Firebase Cloud Messaging(FCM)
FCMは主にGoogleのグローバルデータセンターを利用します。
そのため、地域ごとのデータ保護規制に対して要件を満たしにくい場合があります。
3 OneSignal
OneSignalもFCMと同様に、データセンター選択やカスタマイズの柔軟性は限定的です。
その結果、高度なセキュリティ要件やコンプライアンス対応で調整余地が少なくなることがあります。
4. コスト効率と料金の透明性
1 EngageLab
料金体系が明確で見通しを立てやすく、企業側でコストを効果的に管理できます。
料金の詳細は料金を確認から参照できます。
2 Firebase Cloud Messaging(FCM)
基本利用は無料です。
ただし、利用規模が大きくなると費用が変動する可能性があります。
3 OneSignal
購読者数とアプリ内メッセージの配信量に応じて課金されます。
月額コストが変動しやすく、予算の見通しが立てにくい場合があります。
まとめ
Firebase Cloud Messaging(FCM)は、シンプルに通知を送るための基盤を求める開発者にとって、かつては妥当な選択肢でした。
しかし、Googleによる保守とイノベーションへの投資が十分とは言えず、現代のメッセージング基盤やAPIに求められる水準に届いていません。
現在は、信頼性、使いやすさ、機能、サポート、価格の観点で、EngageLabがより有力な選択肢です。
EngageLabは、高い配信到達率に加え、拡張性のある高度な機能、堅牢なデータセキュリティ、予測しやすい課金体系を備えています。
FCMは基本ニーズに対応する一方で、アプリ稼働状況の影響を受けやすい側面があります。OneSignalも競争力のあるサービスですが、EngageLabは信頼性と高度機能、データセキュリティ基準への準拠を重視する企業に向けて、より包括的な選択肢を提供します。
そのため、グローバルに展開しつつ、強固でスケーラブルなプッシュ通知サービスを必要とするエンタープライズにも適しています。
EngageLabのプッシュ通知サービスなら、数クリックで登録でき、無料トライアルをすぐに開始できます。機会損失を防ぎ、顧客との接点を強化できます。









