プッシュ作成

本記事の目的は、EngageLabコンソールにおいて通知メッセージを作成する手順を貴社にご案内することです。

通知メッセージの作成

**[Push]-[Push作成]-[通知メッセージ作成]**ページにアクセスし、プッシュタスクを作成します。各パラメーターの設定方法は以下の通りです。

基本設定

  • 対象プラットフォーム:

    • プラットフォーム選択前に、[連携設定]で該当プラットフォームを設定してください。
    • サブアカウントでは、メインアカウントが認可したプラットフォームのみ選択可能です。
  • タイトル:

    • プッシュ通知のタイトルを入力します。「test」や純数字など、意味のない内容は避けてください。メーカー側でブロックされ、通知が届かない場合があります。
  • 内容:

    • プッシュ通知の本文を入力します。「test」や純数字など、意味のない内容は避けてください。メーカー側でブロックされ、通知が届かない場合があります。
    • タイトル・内容の多言語追加に対応しています。エンドユーザーの端末言語を自動検出し、他言語が未設定の場合は[デフォルト]言語設定の内容が配信されます。
    • AIによるワンクリック翻訳もご利用いただけます。

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  • 送信時間:

    • 即時: すぐにメッセージを配信します。
    • 遅延: 現在時刻から3分後以降のみ設定可能です。スケジュールタスクは1年を超えて設定できません。
  • 定速プッシュ:

    • 設定した時間内に全配信を完了し、サーバー負荷を軽減します。
  • 通知クリック時の動作:

    • 通知クリック後のアクションを設定します。
      • アプリ起動
      • Intent(推奨):
        • フォーマット:intent:#Intent;action=アクションパス;component=パッケージ名/アクティビティパス;end
      • deeplink:
        • フォーマット:scheme://test?key1=val1&key2=val2

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高度なオプション(任意)

  • プッシュプラン識別子の紐付け:

    • プッシュプラン識別子を利用して類似メッセージを管理できます。後からプラン単位で配信数やクリック数の集計が可能です。
  • メッセージタイプの選択:

    • システムメッセージ:各メーカーのサービス通知に該当します(例:Huawei/Honorはサービス・通信カテゴリ、Xiaomi/OPPOはプライベートメッセージ、vivoはシステムメッセージ)。通常、メーカーによる配信数制限はありません。
    • 運用メッセージ:各メーカーのマーケティング・運用通知に該当します(例:Huawei/Honorはマーケティング相談カテゴリ、Xiaomi/OPPOはパブリックメッセージ、vivoは運用メッセージ)。通常、メーカーによる配信数制限があります。
    • デフォルトでは運用メッセージが選択されています。
  • Time To Live:

    • プッシュ通知配信時、ユーザーがオフラインの場合はオフラインメッセージとして保存され、次回オンライン時に配信されます。
    • この値でオフラインメッセージの有効期間を指定します。有効期間内であれば配信されますが、期間を過ぎると失効します。
    • デフォルトは1日です。0に設定した場合、オフラインメッセージは保存されず、オンラインユーザーのみ受信可能です。
  • 追加フィールド:

    • クライアント側のカスタムイベント処理用に追加・削除が可能です。

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Android設定

  • メーカー別チャネル状態:

    • 各メーカーのチャネル連携・設定完了後、チャネル状態がハイライト表示されます。
  • メッセージ配信戦略:

    • メーカー側チャネルとEngageLabチャネルの優先配信ポリシーを指定できます。メーカー側ポリシー選択時はチャネル設定完了が必須です。
      • システムチャネル配信:OS上でブラウザプロセスが存在すれば配信可能です。
      • EngageLabチャネル配信:EngageLabのwebsocket経由で配信されます。ユーザーがサイトページを開いている必要があります。
  • 通知スタイル:

    • MTPush SDK組込の通知バーとは異なり、システムAPIで構築した3つの一般的なスタイルを提供します。詳細は「?」をクリックしてご確認ください。MTPush Android SDK 3.0.1以降で対応しています。
      • カスタム通知バー: クライアント側で複数スタイルを設定し、サーバー側で番号指定して利用可能です。デフォルトは0(標準スタイル)です。
  • 通知アイコン:

    • 通知バー右側に表示されるアイコンです。
      • デフォルトロゴ: アプリ標準アイコンを表示します。
      • パス指定アイコン: 指定パスのアイコンを表示します。HTTP/HTTPSのネットワーク画像またはdrawableリソースパスが利用可能です。
  • 通知リマインダーテンプレート:

    • 通知の優先度を設定し、顧客への過度な中断を回避します。デフォルトは一般リマインダーテンプレートです。テンプレート内容:テンプレート名、チャネル名、チャネルID、優先度、カテゴリ、アラートタイプ、サウンド設定。
      • 一般リマインダー: PRIORITY_DEFAULT、アラートタイプはSound|Vibrate|Lights
      • 非感知リマインダー: PRIORITY_LOW、アラートタイプはVibrate|Lights
      • 強力リマインダー: PRIORITY_HIGH、アラートタイプはSound|Vibrate|Lights
      • 「新規メッセージリマインダーテンプレート」でカスタマイズ可能です。
        • Channel_id: Android 8.0以降の通知チャネル機能用。プッシュ時にチャネルID指定が必要です。
        • 優先度: EngageLabチャネルのみ有効です。デフォルトはPRIORITY_DEFAULT。詳細は開発者ドキュメントを参照してください。MTPush Android SDK 3.0.1以降で対応。
        • カテゴリ: システムが通知のカテゴリ属性でソート・フィルタする場合があります。MTPush Android SDK 3.0.1以降で対応。詳細は開発者ドキュメントを参照。
        • アラートタイプ: 配信時の端末リマインダータイプを指定可能ですが、システム制限は超えられません(例:端末の着信音ON時のみバイブ・LED点灯等)。MTPush Android SDK 3.0.3以降で対応。
  • バッジ数:

    • アプリアイコン右上のバッジ表示です。
    • 現在、Huawei emui 8.0以上、Xiaomi MIUI 6以上のみ有効です。
    • 未設定時はバッジ数変更なし(Xiaomi端末はシステム仕様により+1される場合あり)。設定時は、次回通知でバッジ数が加算されます。
    • 推奨設定はBadge_add_Num=1です。例:事前バッジ数2、Badge_add_Num=1で配信後は3になります。

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iOS設定

  • silent_push:

    • Content available: 1。バッジ・サウンド・本文等を含まず、ユーザーに通知せず内容更新が可能です。「サイレントリモート通知」を参照してください。
  • 通知サブタイトル:

    • iOS 10以上のシステムのみ対応しています。Androidや他iOSバージョンには影響しません。
  • content-available:

    • iOS 7以降の新機能です。バックグラウンドリモート通知として動作します。未設定時は通常リモート通知です。「バックグラウンドリモート通知」を参照してください。
  • mutable-content:

    • iOS 10以降の新機能です。ON時はUNNotificationServiceExtensionに対応します。OFF時は通常リモート通知です。「UNNotificationServiceExtension」を参照してください。
  • apns-collapse-id:

    • collapse IDパラメータを持つ通知は、通知センター内の同一ID通知を上書きします。ID値は64バイト以内です。詳細はAPNs Guideを参照してください。
  • 通知リマインダーテンプレート:

    • 通知の優先度設定で顧客の中断を回避します。デフォルトは一般リマインダーテンプレートです。テンプレート内容:テンプレート名、通知分類、サウンド、音量、クリティカル、カテゴリ、thread-id、interruption-level。
      • 一般リマインダー: 通知分類「一般通知」、サウンド「デフォルト通知」、interruption-level「active」
      • 非感知リマインダー: 通知分類「通知タイプ」、サウンド「サイレント」、interruption-level「passive」
      • 「新規メッセージリマインダーテンプレート」でカスタマイズ可能です。
        • 一般通知: soundフィールドでサウンド指定可能。デフォルトはシステム標準。null設定で無音。特定名の場合はアプリ側でサウンド設定が必要です。
        • アラーム通知: アラーム通知をプッシュする場合はApple Developerで権限申請が必要です。
        • category: iOSカテゴリ。iOS 8以上で対応。
        • thread-id: 通知グループ化用アプリ固有IDです。
        • interruption-level: 通知優先度・配信タイミングの中断レベル指定。詳細はInterruption level fieldを参照してください。
  • バッジ数:

    • APNsプッシュ通知のバッジを直接指定可能です。アプリの未読件数として表示されます。
    • +12、-3等の操作も対応。各ユーザーの現バッジ数に応じて個別加算されます。例:Aが1、Bが2の場合、+2配信でAは3、Bは4になります。デフォルトは1です。

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対象ユーザー

  • 全員: 現在登録済みおよび将来登録される全オンラインユーザーが対象です。
  • registrationID: 一度に最大1,000件までプッシュ可能です。
  • ユーザーセグメント: ルールに基づくカスタムセグメントでターゲット配信が可能です。

配信タイミング

  • 即時配信: 直ちにメッセージを配信します。
  • 組織時刻でスケジュール: 組織のタイムゾーン設定に基づき配信します。スケジュールタスクは1年を超えて設定できません。
  • エンドユーザー時刻でスケジュール: 各ユーザー端末のタイムゾーン設定で配信します。全タイムゾーンのユーザーに翌日10時に通知したい場合は10時に設定してください。特定タイムゾーンで配信時刻を過ぎている場合はメッセージが破棄されるため、重要通知は24時間以上前から配信開始することを推奨します。
  • 定期スケジュール配信: 定期的な自動配信が可能です。月次スケジュールで2月30日等を選択した場合は無効化されます。

プレビュー

プッシュパラメータ設定後、「プレビュー」をクリックし、設定内容を確認してください。
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送信パラメータを確認し、「確認」をクリックするとプッシュタスク作成が完了します。
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配信対象が条件を満たさない場合、以下のエラーが返却されます。
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カスタムメッセージの作成

**[Push作成]-[カスタムメッセージ]**ページでプッシュタスクを作成します。パラメーター設定の詳細は通知メッセージ作成を参照してください。
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アプリ内メッセージの作成

アプリ内メッセージは、アプリ内で情報伝達、プロモーション、特定アクションのリマインドなどに利用されるメッセージです。本ドキュメントでは、対応メッセージタイプと作成手順をご案内します。

  • アプリ内メッセージはJiguangチャネル経由のみ配信され、AndroidおよびiOSプラットフォームのみ対応しています。
  • アプリ内メッセージはwebPortal経由のみ送信可能で、API送信には対応していません。
  • 本機能はSDKバージョンv4.5.0以上が必要です。

基本設定

  1. メッセージ名: 最大20文字まで入力可能です。

  2. 対象プラットフォーム: 連携済みSDKに応じて受信対象プラットフォームを選択してください。

    • プラットフォーム選択前に「Push設定」で該当プラットフォームを設定してください。
    • サブアカウントはメインアカウントが認可したプラットフォームのみ選択可能です。

プラットフォーム選択後、メッセージのポップアップ方法も選択できます。

  • ページ制限なし: 全ページで表示可能(各メッセージは1回のみポップアップ)。
  • 特定ページパス指定: 指定ページのみでポップアップ(各メッセージは1回のみポップアップ)。
  1. 対象ユーザー: プッシュ対象ユーザーを指定します。テスト時はregistrationIDの利用を推奨します。
    • 全員/全体配信: 現在登録済みおよび将来登録される全オンラインユーザーに配信します。
    • ユーザーセグメント: ルールに基づくカスタムセグメントでターゲット配信が可能です。
    • registrationID: 一度に最大1,000件までプッシュ可能です。

メッセージ内容

アプリ内メッセージは、インタースティシャル、バナー、全画面の3モデルをサポートしています。ボタンで切替可能です。カスタムHTMLコードによるテンプレート作成にも対応しています。

  • メッセージ画像:

    • 画像URL: ネットワーク画像に対応しています。
    • 画像アクション: 外部ページやアプリ内特定ページへの誘導にネットワークリンクやdeeplinkを利用可能です。「URLへ遷移」「Deeplinkを開く」「通知許可プロンプト」「アクションなし」から選択できます。
      • URLへ遷移
      • Deeplinkを開く
      • 通知許可プロンプト: ユーザーがネイティブプロンプトで権限拒否済みの場合、アクションでアプリの端末設定を開きます。既に通知権限ONの場合は設定画面は開きません。
      • アクションなし: 選択時はポップアップが閉じます。
  • メッセージタイトル:

    • 太字・フォントサイズ・位置・フォント色の設定が可能です。
  • メッセージ本文:

    • 太字・フォントサイズ・位置・フォント色の設定が可能です。
  • 多言語対応:

    • ユーザー端末言語を自動検出し、他言語未設定時は[デフォルト]言語設定の内容が配信されます。
  • アクションボタン:

    • マーケティング・プロモーション情報配信時は、ワンクリックで閉じる機能を明示的に設置してください。
    • 主ボタン・副ボタンの設定が可能です。
    • ボタン名・アクションはカスタマイズ可能で、画像アクションと同様です。
  • クローズボタン:

    • クリックで現在ページを閉じます。ボタン位置は下中央または右上を選択可能です。

配信タイミング

  • 送信時間: メッセージ送信タイミングを選択します。
    • 即時: 直ちに送信します。
    • スケジュール: 送信時刻は3分後以降のみ設定可能です。スケジュールタスクは1年を超えて設定できません。
    • 定速プッシュ: 設定時間内に全配信を完了し、サーバー負荷を軽減します。

高度な設定

  • ポップアップ遅延:

    • 即時ポップアップ: 条件成立時、即座にページ上でポップアップします。
    • 遅延ポップアップ: 「ページ滞在〇秒後にポップアップ」(デフォルト3秒)、「前回アプリ内メッセージから〇秒後にポップアップ」(デフォルト3秒)などの設定が可能です。
  • 消失タイミング:

    • デフォルトは一定時間経過後に自動消失しますが、手動クローズ必須にも切替可能です。
    • 一定時間後に消失: バナーメッセージはデフォルト5秒、インタースティシャル・HTMLは30秒で消失します。設定可能範囲は5~180秒です。全画面はスキップボタン・スキップ時間設定時は本設定の影響を受けません。
    • ユーザー手動クローズ: 選択時はクローズボタン有効必須です。未設定時は自動で有効化されます。
  • メッセージ表示有効期間:

    • 有効期間内にユーザーがオンラインかつ表示ページに遷移した場合のみ表示されます。期間経過後は失効します。
    • 特定ユーザー宛てのプッシュで、表示有効期間内にオフラインの場合はオフラインメッセージとして保存され、次回オンライン時に配信されます。
    • メッセージがアプリに届いても、ユーザーが指定ページに遷移せず有効期間を超えた場合は表示されません。
  • 追加パラメータ:

    • クライアント側のカスタムイベント処理用です。

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