ユーザー属性を管理する方法
1. ユーザー属性とは?
ユーザー属性は、ユーザーの特性を表す基本データで、ユーザージャーニーにおける絞り込み条件として利用できます。
マーケティングオートメーション(MA)では、ユーザー属性を標準・推奨・カスタムの3種類として提供しています。カスタム属性は、メタデータ管理>属性管理>ユーザー属性で追加・編集・削除などの操作が可能です。
属性タイプの説明:
標準属性: システムがあらかじめ定義し、SDKが自動収集、またはバックグラウンドで算出する属性です。
推奨属性: システムがあらかじめ定義し、開発者がAPI呼び出しで送信する必要がある属性です。
カスタム属性: 業務要件に応じて、独自に作成する属性です。
2. ユーザー属性の作成方法
2.1 画面から作成
属性は1件ずつ作成できるほか、Excelでの一括インポートにも対応しています。必須項目と説明は以下のとおりです。
| 情報 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 属性名 | 必須 | 送信対象の属性名です。小文字の英字・数字・アンダースコアに対応し、先頭は英字で始める必要があります(例:open_app)。設定後は変更できません。 |
| 属性の説明 | 必須 | 属性の内容を明確に示す説明文です(最大50文字)。設定後も変更できます。 |
| データ型 | 必須 | - |
2.2 APIから作成
APIを呼び出して、属性を任意に送信できます。属性が存在しない場合は、送信時に自動で作成されます。 ユーザー属性の送信に利用できるAPI:Android向けAPI、iOS向けAPI、Web向けAPI、REST API。
3. ユーザー属性のステータスとは?
カスタムユーザー属性は、作成後はデフォルトで表示に設定されます。業務要件に応じて、いつでもステータスを変更できます。
| ステータス | 説明 |
|---|---|
| 表示 | 属性フィルターに表示され、属性値の送信を受け付けます。 |
| 非表示 | 属性フィルターに表示されませんが、属性値の送信は受け付けます。 |
| 無効 | 属性フィルターに表示されず、属性値の送信も受け付けません。 |
4. ユーザー属性で対応しているデータ型
| データ型 | 説明 |
|---|---|
| STRING | 文字列型です。例:「ユーザー名」は通常STRINGに設定します。 |
| NUMBER | 数値型です。整数・小数に対応します。例:「購入回数」は通常NUMBERに設定します。 |
| BOOL | 真偽値型です。True/Falseに対応します。例:「VIP会員かどうか」は通常BOOLに設定します。 |
| DATETIME | 日時型です。ISO8601形式のデータに対応します。例:「アカウント登録時間」は通常DATETIMEに設定します。 |
| LIST | コレクション型です。文字列要素の配列(例:["Tesla","Volkswagen","Audi"])。例:「興味タグ」は通常LISTに設定します。 |
5. ユーザー属性はどのように更新されますか?
1回限りのイベント属性とは異なり、システムはユーザーごとに動的な「ユーザー属性テーブル」を作成・維持します。ユーザー属性APIを呼び出すたびに、このテーブルは継続的に更新されます。
5.1 データの確認とトレース
- ユーザー属性画面: ユーザー管理>ユーザー詳細>ユーザー属性で、ユーザーの現在の属性値を一覧で確認します。
- イベント詳細画面: ユーザー管理>ユーザー詳細>ユーザーアクティビティ>イベント詳細で、特定イベント発生時点のユーザー属性スナップショットを追跡します。
- 属性更新履歴: ユーザー管理>ユーザー詳細>ユーザーアクティビティ>属性更新履歴で、各属性の変更履歴(変更前後の値)を照会します。
5.2 対応している更新方法
多様な業務シーンに対応するため、5種類の柔軟な属性更新APIを提供しています。
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| set | 属性値を上書きします。 |
| increase | 整数型属性に対して、送信されたデータを累積します。属性が未作成の場合、初期値は0として扱います。 |
| add | LIST型属性に対して、特定の値を追加します。 |
| remove | LIST型属性に対して、特定の値を削除します。 |
| delete | 当該属性のすべての値を削除します。 |
具体的な呼び出し方法は、各プラットフォームのAPIドキュメント(Android / iOS / Web / Rest API) で確認できます。必要に応じて、カスタマーサポートでも確認できます。
