近年、企業向けSMS送信サービスは、多くの企業にとって有力な選択肢となっています。お客様とスムーズにコミュニケーションを取れるだけでなく、生産性向上にもつながります。
企業向けSMS送信サービスは、小規模な組織だけのものではありません。重要な情報を利用者へ確実に届けるために、事業の成長に合わせて柔軟に拡張できます。
本記事では、おすすめの企業向けSMS送信サービスをまとめて紹介します。主な機能、料金、メリットを整理し、最適なサービス選定に役立つ情報をお届けします。
パート1:企業向けSMS送信サービスの定義
企業向けSMS送信サービスとは、SMS(ショートメッセージサービス)を用いて、企業が多数の宛先へメッセージを届けられるようにする法人向けの専用サービスを指します。
企業向けSMS送信サービスでは、一般的な一斉配信とは異なる要件が求められます。大量配信への対応や高い配信品質に加え、業務に合わせて選べるオプションが重要です。
活用シーンとしては、通知、販促連絡、カスタマーサポート業務などが挙げられます。
導入による主なメリットは、配信の自動化、CRM連携、大量配信、詳細な分析です。さらに、最新情報やリマインダー、プロモーションを送れるため、お客様の関心を維持しながら、社内チームの負荷を抑えられます。
また、企業向けSMS送信サービスは、CRMやカスタマーサポートツールなど他のプラットフォームと連携できる場合があります。これにより部門間の連携がスムーズになり、業務を集約しやすくなります。
さらに、利用者へ直接・即時にアプローチできる点も大きな強みです。
パート2:おすすめ企業向けSMS送信サービス8選の比較
| プラットフォーム | 開始価格 | 無料トライアル | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| EngageLab — カスタマイズ可能なエンタープライズ向けソリューション |
要問い合わせ(個別見積) | あり(営業に連絡) | カスタマイズ対応、専任サポート、グローバル展開に合わせて拡張可能 |
| Twilio — 大企業に最適 |
$0.0075/通〜 | なし | 拡張しやすい柔軟なAPI、高い到達率、エンタープライズ向けツールとの連携 |
| SimpleTexting — 手軽なマーケティング施策に最適 |
$29/月〜 | あり(14日間) | 運用しやすいキャンペーン、リアルタイム分析、自動返信、連絡先管理 |
| Plivo — セキュアで拡張性の高いAPIプロバイダー |
$0.005/通〜 | なし | 使いやすいAPI、高い拡張性、リアルタイム配信レポート、音声メッセージにも対応 |
| Podium — 機能が最も充実 |
要問い合わせ(個別見積) | あり | マルチチャネルメッセージング、フィードバック収集、CRMと連携しやすい |
| Messente — グローバル配信に最適 |
$0.011/通〜 | あり | 世界規模のリーチ、SMS・Viber・WhatsApp連携、セキュリティ重視 |
| Burst SMS — 低コストで導入しやすい |
$0.079/通〜 | あり(7日間) | 低コスト、使いやすいテンプレート、連絡先管理、詳細レポート |
| SlickText — リード獲得に最適 |
$29/月〜 | あり | リード獲得に強い、自動化ツール、キーワード型キャンペーン、カスタマイズ可能なランディングページ |
パート3: 企業向けSMS配信サービスおすすめ8選
ここで紹介するSMS配信サービスは、それぞれ強みが異なります。貴社の運用スタイルや要件に合わせて選べるよう、料金プランの目安、メリット・デメリット、基本機能を整理して解説します。
#1 EngageLab — 高機能で柔軟にカスタマイズできるエンタープライズ向け
- 料金:個別見積もり(営業窓口に問い合わせ)
- メリット:カスタマイズの自由度が高い。大規模配信にも対応しやすい。24時間体制のサポートと高度なセキュリティを備える。
- デメリット:カスタマイズ範囲や利用要件によって費用が変動する。
- おすすめ:充実したサポートを前提に、要件に合わせて拡張できるSMS配信基盤を求める大企業。特に、OTPなど追加認証向けの運用を重視する企業。
主な機能:EngageLabには柔軟なSMSマーケティング機能が搭載されており、さまざまな業種・規模に対応できます。具体的には、ワンタイムパスワード(OTP)、販促メッセージ、システム通知、取引通知(トランザクション)メッセージなどをカバーします。
EngageLabが選ばれる理由
- シームレスな連携:既存システムに、ワンタイムコードの生成・検証・配信をスムーズに組み込み可能。導入が早く、運用もシンプル。
- マルチチャネル対応:アプリ/ウェブのプッシュ通知に対応。SMS、WhatsApp、電子メール、OTP、LiveDeskなどもカバー。自動再送により、コンバージョン率の最適化も期待。
- 柔軟にカスタマイズ:多言語テンプレートを用意。OTPの桁数・形式・有効期限も調整可能。ターゲットや地域に合わせた戦略の最適化にも対応。
- 充実した分析機能:配信状況とコンバージョン率を可視化する詳細レポートを確認可能。データに基づき、マーケティング施策の見直しにつなげられる。
- 強固なセキュリティ:複数のフェイルオーバー(代替)経路を用意。障害発生時もサービスを止めにくい設計。重要なユーザーデータの保護にもつながる。
- 法令遵守:各地域の法規制要件に準拠。OTPソリューション導入時もコンプライアンスを維持しやすい。
#2 Twilio — 大企業向けに最適
- 料金:1通あたり$0.0075〜(目安)
- メリット:高いスケーラビリティ、API連携の柔軟性、優れた到達率。
- デメリット:初学者には導入・運用の難易度が高め。継続利用ではコストが高くなる場合がある。
- おすすめ:高い拡張性と安定性を重視する大規模企業。プログラマブルなメッセージング基盤を求める企業。
主な機能:リッチメディアメッセージングやMMSにも対応しています。受信・送信の両方に対応し、画面共有やライブチャットも利用できます。
APIフレームワークはカスタマイズ可能です。大量配信の強化や、到達保証を重視する用途に適しています。企業向けに最適化した通知や更新情報も配信できます。
さらに多言語でのコミュニケーションに対応しているため、グローバルに展開する組織にも適しています。
#3 SimpleTexting|手軽にマーケティング施策を回したい企業向け
- 料金:月額$39〜(500クレジット)
- メリット:導入が簡単、直感的で使いやすいGUI、強力な自動化
- デメリット:個別メッセージング機能が限定的
- おすすめ:SMSでシンプルなマーケティング施策を運用したい中小企業
主な機能:キーワード設定や自動返信が必要な用途でも、SimpleTextingは操作がわかりやすいのが特長です。短期間で施策を回したいケースにも向いています。
連携アプリを活用すれば、アンケートや投票、コンテストなども社内で実施できます。
レポート機能も充実しています。施策の内容と効果に加え、新規登録数や反応指標も追跡できます。
#4 Plivo|セキュアでスケールしやすいSMS APIプロバイダー
- 料金:1通$0.005〜(従量課金)
- メリット:APIの高速性、信頼性の高い保護対策、柔軟な料金体系
- デメリット:非エンジニアにとって学習コストが高め
- おすすめ:成長環境でも使える、信頼性の高いSMS APIを求める企業。特に医療・金融分野に向く
主な機能:Plivoは、分析機能(売上レポートなど)や不正対策(スマートキューイングなど)を備えています。多言語対応やMMSにも対応しています。
さらに、メッセージのマスキング(編集)機能も利用できます。法規制のある業界でも運用しやすい設計です。
24時間365日のカスタマーサポートを提供しています。各国の基準にも準拠しており、安全なコミュニケーションを実現します。
#5 Podium|機能が最も充実したオールインワン型
- 料金:要件に応じた個別見積もり
- メリット:機能が豊富、複数チャネルに対応、CRMとの連携が良好
- デメリット:中小企業には費用が高くなる可能性がある
- おすすめ:複数のメッセージング手段とフィードバック機能を、オールインワンのCRMで運用したい企業
主な機能:Podiumは、一斉配信や顧客からのフィードバック収集に対応しています。CRM連携も可能です。
見込み顧客の獲得や問い合わせ対応、フィードバックの取得までを同じプラットフォームで行えます。顧客接点を一元管理したい企業にとって、有力な選択肢です。
複数チャネルに対応しているため、運用の柔軟性も高まります。
#6 Messente|グローバル配信に強い
- 料金:1通あたり0.011米ドルから
- メリット:配信品質が高い、操作が分かりやすい、セキュリティ水準が高い。
- デメリット:大量配信を行う場合はコストが高くなりやすい。
- おすすめ:手厚いサポートとコンプライアンス対応を備えた、グローバル向けのテキスト配信サービスを必要とする大企業。
主な機能:Messenteはテキストメッセージに対応しており、SMSだけでなくViberやWhatsAppにも送信できます。国際的なコミュニケーションに適したプラットフォームです。
メッセージの予約送信や配信の自動化に加え、内容のセキュリティ強化にも対応しています。
サポート体制も充実しており、国際メッセージングにおける運用やコンプライアンス対応を支援します。
#7 Burst SMS — 手頃な料金で使えるソリューション
- 料金:1通あたり0.079米ドルから
- メリット:低コスト、セットアップが簡単、分析・レポートが充実。
- デメリット:自動化機能の利用がやや制限される。
- おすすめ:コストを抑えつつ、使いやすいテキスト配信サービスを求める中小企業。
主な機能:Burst SMS(現在はKudosity)は、テンプレートや連絡先管理といった基本機能に加え、高度なレポート機能も提供します。費用を抑えやすく操作もシンプルなため、SMS運用を手軽に始めたい中小企業に向いています。
キャンペーン費用をコントロールしたい場合にも役立ちます。顧客エンゲージメントの状況を把握できる分析インサイトも得られます。
#8 SlickText — リード獲得に強い
- 料金:月額29米ドルから
- メリット:リード獲得に強い、キーワードを使ったキャンペーンが可能、独自のランディングページを作成できる。
- デメリット:グローバル配信の範囲が限定的。
- おすすめ:SMSでのリード獲得とSMS運用を行いたい中小企業。主にローカルまたは国内市場向けに適しています。
主な機能:SlickTextは、リスト作成に強い機能群に加え、電子メールとの連携、キーワードキャンペーン、オートレスポンダーを提供しています。SMS経由でリードを集めたい用途に適しており、作成や調整がしやすい画面設計も特長です。
特定キャンペーンの反応や成果を追える、詳細な分析データも提供しています。
パート4: 企業向けテキスト配信ソリューションに共通する主要機能
企業向けテキスト配信ソリューションに共通する主要機能は、無駄のない運用と成果につながるコミュニケーションを実現するうえで欠かせません。
-
1
自動化・予約配信
SMS配信を自動化すれば、一定間隔での送信を設定できます。さらに、返信の自動処理にも対応でき、顧客との関係強化にもつながります。 -
2
双方向メッセージング
顧客と直接やり取りできるため、フィードバック収集や苦情対応を促進できます。その結果、顧客との関係性をより良くできます。 -
3
一斉送信機能
主にプロモーションや告知で活用されます。限られたリソースに負荷をかけにくい点もメリットです。 -
4
CRM・各種ソフトウェア連携
CRMと連携すると、顧客情報をメッセージ配信基盤に直接連携できます。これにより、顧客管理の効率とパーソナライズ配信の効果が高まります。 -
5
リアルタイム分析・レポート
到達率、開封率、エンゲージメント率などを把握できます。数値をもとに施策を見直せるため、成果の改善に役立ちます。 -
6
テンプレート・法令対応機能
GDPRなどの基準に沿った運用も重要です。オプトイン/オプトアウト機能やテンプレートにより、法令に配慮した配信を行えます。
パート5:企業向けSMS送信サービスを活用するメリット
ビジネス環境で企業向けSMS送信サービスを導入すると、顧客対応を中心にさまざまな効果が期待できます。主なメリットは以下のとおりです。
- 顧客エンゲージメントと継続率の向上:SMS送信サービスにより顧客へ直接アプローチが可能。反応率とコミュニケーションを高め、ロイヤルティ向上につながります。
- コスト効率の高いコミュニケーション:多数の顧客を抱える企業や、予算が限られる組織でも導入しやすい低コストなチャネルです。
- 高い開封率:開封率は最大98%に達することもあり、メールなど他の手段より高い傾向があります。緊急性の高い情報を届ける手段として有効です。
- 即時配信:SMSは短時間で受信されるため、重要な通知や更新情報を迅速に届けられます。
- 拡張性と柔軟性:企業向けSMSソリューションは事業規模の拡大に合わせてスケールしやすく、新しい連絡ニーズにも柔軟に対応できます。
- 業務効率の向上:自動化機能やCRM連携により、メッセージ配信の運用が簡単になります。担当者は他の業務に集中しながら、コミュニケーション品質も維持できます。
まとめ
新世代の企業向けSMS送信サービスは、顧客とのコミュニケーションを改善する有効な手段です。
さらに、SMSソリューションを活用することで、連絡プロセスを効率化し、組織全体の業務改善にもつながります。
自社の要件に合ったプラットフォームを選べば、SMSは顧客接点を強化する強力なマーケティング施策になります。
その結果、売上向上にも良い影響が期待できます。選択肢は幅広く、Twilioは高度なAPI連携に対応している一方、EngageLabは企業ごとの要件に合わせた柔軟なカスタマイズ性を強みとしています。
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