ライブアクティビティとは、iPhoneのロック画面やDynamic Island(ダイナミックアイランド)にリアルタイム情報を表示できる機能です。
本ガイドでは、ライブアクティビティとは何かを基礎から解説します。iPhoneのライブアクティビティとはどのような機能なのか、そしてプッシュ通知との違いまで紹介します。活用のポイントもあわせて説明します。
ライブアクティビティとは?
ライブアクティビティとは、iOS 16でAppleが導入した機能です。ユーザーのロック画面や「Dynamic Island」(ダイナミックアイランド)にリアルタイム情報を表示できます。iPhone 14 Pro以降のProモデルや、iPhone 15シリーズ、iPhone 16シリーズなどに対応しています。
出典:https://developer.apple.com
ライブアクティビティを使えば、スポーツの試合速報やフードデリバリーの配達状況などを表示できます。進行中の情報をロック画面で確認できるのが特長です。Dynamic Island対応アプリであれば、ロックを解除せずに状況を把握できます。
継続的な更新が必要なアプリと相性のよい機能です。ユーザー体験の向上が期待できます。表示内容はブランドに合わせてカスタマイズすることも可能です。
ライブアクティビティの仕組み
出典:https://developer.apple.com
iOSのライブアクティビティは、継続表示される通知を生成します。新しい情報が届くたびに内容が自動で更新されます。通知はiPhoneのロック画面に表示され、常に最新情報を伝えます。
技術的にはウィジェットを活用し、リアルタイムデータをロック画面へ配信します。作成時には更新頻度や表示レイアウトを設定できます。テキストや画像、操作可能なボタンの追加にも対応しています。
ライブアクティビティとプッシュ通知の違い
iPhoneのライブアクティビティとは何かが分かったところで、プッシュ通知との違いも確認しておきましょう。どちらもユーザーへ情報を届ける機能ですが、役割や表示方法が異なります。ここでは主な違いを整理します。
- 静的か動的か:プッシュ通知は基本的に一度きりの静的なメッセージです。ライブアクティビティは最新情報に合わせて内容が変化する動的な表示です。
- 表示時間:プッシュ通知はロック画面に一時的に表示され、その後は通知センターに移動します。ライブアクティビティはロック画面に継続して表示されます。
- 用途の違い:プッシュ通知はリマインダーやアラート、プロモーション配信に多く利用されます。アプリの起動を促す役割が中心です。
- リアルタイム表示:ライブアクティビティは試合速報や配送追跡などに適しています。アプリを開かなくても最新状況を確認できる点が特長です。
まとめると、プッシュ通知とライブアクティビティの違いは、静的か動的かという性質、表示のタイミングと表示形式、そして活用シーンの3点にあります。 プッシュ通知について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。プッシュ通知とは?【最新ガイド】
iPhoneのライブアクティビティ設定方法
iOSデバイスでは、利用者がライブアクティビティの有効化と無効化を自由に切り替えることができます。ただし、iOS 16.1以降が必要です。それ以前のバージョンでは利用できません。
設定手順は非常にシンプルです。ここでは、有効化と無効化それぞれの方法を順番に解説します。
#1 ライブアクティビティを有効にする方法(iOS)
まずは、iPhoneでライブアクティビティを有効にする手順を紹介します。数ステップで完了するシンプルな設定です。以下の流れで進めます。
- 「設定」を開く: ホーム画面またはAppライブラリにある歯車アイコンの「設定」アプリを開く。
- 「Face IDとパスコード」を選択: 画面を下にスクロールし、「Face IDとパスコード」をタップする。
- パスコードを入力: 画面の指示に従い、デバイスのパスコードを入力する。 これにより、許可されたユーザーのみが設定を変更可能。
- ライブアクティビティをオンにする: 「ロック中にアクセスを許可」の項目までスクロールし、「ライブアクティビティ」のトグルをオンに切り替える。
以上の手順で、ライブアクティビティが有効になります。これにより、対応アプリがロック画面やDynamic Islandにリアルタイム情報を表示できるようになります。
#2 ライブアクティビティを無効にする方法(iOS)
ライブアクティビティが合わないと感じた場合は、機能をオフにすることも可能です。無効にすると、ロック画面でのライブアクティビティのリアルタイム更新は停止します。手順は以下の通りです。
- 「設定」を開く: ホーム画面またはAppライブラリの歯車アイコンをタップし、「設定」アプリを起動する。
- 「Face IDとパスコード」を選択: 「Face IDとパスコード」を見つけてタップする。
- パスコードを入力: 求められたらデバイスのパスコードを入力する。
- ライブアクティビティをオフにする: 「ライブアクティビティ」のトグルをタップして無効化する。
以上でライブアクティビティは無効になります。ただし、各アプリからのプッシュ通知は引き続き受信されます。
ライブアクティビティと自社アプリ
ライブアクティビティをアプリに組み込むことで、ユーザーエンゲージメントの向上が期待できます。まずは、自社アプリのどの機能と相性が良いのかを整理しておきましょう。たとえば、次のような機能を備えたアプリでは特に効果を発揮します。
リアルタイム追跡
物流関連のアプリでは、ライブアクティビティは非常に有効です。配送サービスやライドシェアアプリなどが代表的な例です。移動や配送の状況をリアルタイムで表示でき、進行状況をひと目で把握できます。
具体例として、Uberではドライバーの現在地や到着予定時刻、移動の進行状況をライブアクティビティで表示しています。これにより、ユーザーは移動の各ステータスをリアルタイムで確認できます。
スポーツ・イベント
あらゆる種類のライブイベントのスコアや最新情報を配信するアプリでも、ライブアクティビティは効果を発揮します。試合のスコアや進行状況をリアルタイムで表示することで、ユーザーの関心を維持できます。アプリを何度も開かずに最新情報を確認できる点も特長です。
実際の事例としては、ESPNのアプリが挙げられます。
フィットネス・健康
近年、多くのフィットネスアプリがライブアクティビティを活用しています。ワークアウトの統計データや進捗状況、各種ヘルス指標をリアルタイムで表示できます。情報をリアルタイムで一覧できるため、目標達成への意欲向上にもつながります。
Nike Run Clubアプリは、その代表的な事例です。
Eコマース
ライブアクティビティは、オンラインショッピングアプリにも適しています。発送から配達完了までの注文ステータスをリアルタイムで表示できます。顧客は配送状況をリアルタイムで把握でき、ショッピング体験の向上につながります。
ライブアクティビティのメリット
このように、iPhoneのライブアクティビティはさまざまな種類のアプリに組み込むことができます。アプリのエンゲージメント向上につながると考えられる場合は、導入を検討してみるとよいでしょう。具体的なメリットは次のとおりです。
- エンゲージメントの向上:ユーザーのロック画面にリアルタイムで情報を表示することで、アプリへの関与度をより高めることができます。継続的な接触により、ユーザー維持率の向上やアプリ内での行動促進につながります。
- 利便性の向上:最新情報をすばやく簡単に確認できるため、アプリの利便性が高まります。その結果、満足度の向上や高評価レビュー、周囲へのおすすめにつながります。
ライブアクティビティを自社アプリで本格的に活用したい場合は、管理や配信を効率化できるプラットフォームを使うとスムーズです。
iOSのライブアクティビティをEngageLabで始める方法
iPhoneのライブアクティビティとは何かを理解したうえで、自社アプリへの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。すぐに活用を始められるプラットフォームとしておすすめなのがEngageLabです。
このツールを使えば、iOSアプリにライブアクティビティをスムーズに統合できます。あわせて、ビジネスコミュニケーションや顧客との接点を強化するための実用的な機能も利用できます。
EngageLabの利用手順は以下の通りです。
ステップ1:EngageLabに登録する
EngageLab公式サイト にアクセスし、無料アカウントを作成します。登録はメールアドレスの入力とパスワードの設定だけで完了します。
ステップ2:管理コンソールを確認する
アカウントにログインすると、管理コンソールが表示されます。画面を下にスクロールし、「ダウンロード」を選択します。
続いて「iOS SDK」をクリックして取得し、「AppPush」を選択します。
ステップ3:iOSアプリを設定する
EngageLabのAppPush機能を利用するには、まずアプリ情報の入力が必要です。必要事項を入力し、「確認」をクリックすると次の設定に進みます。
ステップ4:iOS SDKを統合する
プッシュ通知を作成する前に、事前にダウンロード済みのiOS SDKをアプリに組み込む必要があります。まだコンソールからダウンロードしていない場合は、AppPushのホーム画面からもダウンロードできます。
ステップ5:ライブアクティビティを作成
これでライブアクティビティを作成する準備が整いました。ユーザーに表示する内容を入力します。配信対象ユーザーと配信開始時間を設定します。
ライブアクティビティに関するよくある質問
1 ライブアクティビティとは何ですか?
ライブアクティビティとは、iPhoneのロック画面やDynamic Islandにリアルタイム情報を表示できる機能です。配送状況、スポーツの試合経過、配車の到着状況など、進行中の情報をアプリを開かずに確認できます。
2 iPhoneでライブアクティビティを設定するにはどうすればよいですか?
iPhoneでライブアクティビティを利用するには、まずiOS 16.1以降に対応している必要があります。そのうえで、「設定」から「Face IDとパスコード」を開き、「ライブアクティビティ」をオンにすると利用できます。対応アプリがインストールされていれば、ロック画面やDynamic Islandに情報が表示されます。
3 ライブアクティビティとプッシュ通知の違いは何ですか?
プッシュ通知は基本的に一度きりの通知として表示されるのに対し、ライブアクティビティはリアルタイムで内容が更新される継続表示型の機能です。プッシュ通知はお知らせやリマインダーに向いており、ライブアクティビティは配送追跡や試合速報のような進行中の情報表示に適しています。
4 ライブアクティビティはどのiPhoneで使えますか?
ライブアクティビティはiOS 16.1以降を搭載したiPhoneで利用できます。なお、Dynamic Islandでの表示は対応するiPhone Proモデルなど一部の機種で利用可能です。ロック画面でのライブアクティビティ表示と、Dynamic Islandでの表示は対応機種が異なる場合があります。
5 ライブアクティビティをアプリに導入するメリットは何ですか?
ライブアクティビティを導入すると、ユーザーはアプリを開かなくても最新情報を確認できるようになります。その結果、ユーザー体験の向上、エンゲージメントの強化、継続利用の促進が期待できます。配送、スポーツ、フィットネス、配車、ECなど、リアルタイム更新が必要なアプリと特に相性のよい機能です。
まとめ
ライブアクティビティは、iPhoneのロック画面にリアルタイム情報を表示できる機能です。ユーザーとの継続的な接点を生み出す有効な手段です。
この機能をアプリに組み込むことで、エンゲージメントの向上が期待できます。ライブアクティビティを活用することで、アプリの価値をさらに高めることができます。
EngageLabに登録すると、無料トライアルでリアルタイム配信の効果をご確認いただけます。













