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佐藤 健一

更新日:2026-05-01

7822 閲覧数, 6 min 読む

トリガーメールとは、会員登録、購入、カート放棄(カゴ落ち)、資料請求、一定期間の未ログインなど、ユーザーの行動や状態をきっかけに自動で送信されるメールです。

一斉配信のメルマガと異なり、ユーザーごとのタイミングに合わせて配信できるため、開封率やクリック率、コンバージョン改善につながりやすい施策です。

本記事では、トリガーメールの意味、主な種類、具体例、ステップメールやトランザクションメールとの違い、配信タイミング、マーケティングオートメーションでの活用方法を解説します。

トリガーメール

先に結論:

  • トリガーメールは、ユーザーの行動や状態をきっかけに自動送信されるメールです。
  • 代表例には、ウェルカムメール、カゴ落ちメール、購入後メール、誕生日・記念日メール、再エンゲージメントメールなどがあります。
  • ステップメールは「登録から何日後」など時間軸で配信されるのに対し、トリガーメールは「特定の行動や状態」を起点に配信されます。
  • マーケティングオートメーション(MA)ツールと組み合わせることで、メールだけでなく、SMS、Webプッシュ、WhatsApp、アプリプッシュ通知など複数チャネルを使った自動化にも展開できます。

トリガーメールとは?

トリガーメールは、あらかじめ設定した条件に応じて自動で送信されるメールです。条件には、会員登録、購入、カート放棄、特定ページの閲覧、一定期間の未ログインなどがあります。

重要なのは、単に「自動で送る」ことではなく、ユーザーの状況に合った内容を、適切なタイミングで届けることです。これにより、一斉配信よりも文脈に合ったコミュニケーションを設計しやすくなります。

トリガーメールとは
  • 会員登録や資料請求をきっかけに、ウェルカムメールを送る
  • カート放棄をきっかけに、購入リマインドを送る
  • 購入完了をきっかけに、注文確認やレビュー依頼を送る
  • 一定期間の未ログインをきっかけに、再訪問を促すメールを送る

トリガーメールとメルマガ・ステップメール・トランザクションメールの違い

トリガーメールは自動配信メールの一種ですが、メルマガ、ステップメール、トランザクションメールとは、配信条件や目的が異なります。混同しやすい用語を整理しておくと、配信シナリオを設計しやすくなります。

種類 配信条件 主な目的 代表例
トリガーメール ユーザーの行動や状態が発生したとき 行動に合わせた自動フォロー カゴ落ち、購入後、再入荷、休眠復帰
メルマガ 企業が設定した日時 ニュース、キャンペーン、情報発信 新商品案内、セール告知、定期ニュース
ステップメール 登録日や開始日からの経過日数 段階的な理解促進・ナーチャリング 1日後、3日後、7日後に送る講座形式メール
トランザクションメール 取引や手続きが完了したとき 必要情報の通知・確認 注文確認、発送通知、パスワード再設定

特に混同されやすいのが、トリガーメールとステップメールです。ステップメールは「登録から何日後」のように時間軸で配信するのに対し、トリガーメールは「カート放棄」「購入完了」「未ログイン」など、行動や状態を起点に配信する点が異なります。

トリガーメールに近い関連用語

トリガーメールは、「メールトリガー」「シナリオメール」「行動ターゲティングメール」などの表現で説明されることもあります。いずれも、ユーザーの行動や状態に応じてメールを出し分ける考え方に近い用語です。

ただし、自動返信メールは問い合わせ受付やフォーム送信後の返信、トランザクションメールは注文確認やパスワード再設定など、必要情報の通知を指すことが多いため、マーケティング目的のトリガーメールとは役割を分けて設計するとよいでしょう。

トリガーメールの主な種類と具体例

トリガーメールは、ユーザーの行動や状態に応じて配信内容を変えられるため、さまざまな場面で活用できます。代表的な種類には、ウェルカムメール、オンボーディングメール、カゴ落ちメール、購入後メール、誕生日・記念日メール、フィードバックメール、リエンゲージメントメールなどがあります。

まずは、主な種類とトリガー条件、配信目的を整理しておきましょう。

種類 トリガー条件 主な目的
ウェルカムメール 会員登録、メルマガ登録、資料請求 初回接点を強化し、次の行動へつなげる
オンボーディングメール サービス利用開始、初回ログイン、初期設定未完了 初期設定や主要機能の利用をサポートする
カゴ落ちメール 商品をカートに入れたまま購入未完了 購入完了を促し、機会損失を減らす
購入後メール 注文完了、決済完了、発送完了、商品到着後 安心感を提供し、レビューや次回購入につなげる
誕生日・記念日メール 誕生日、会員登録日、契約更新日 特別感を伝え、顧客ロイヤルティを高める
フィードバックメール 購入後、利用後、サポート対応後 レビューやアンケートを収集し、改善につなげる
リエンゲージメントメール 一定期間ログイン、購入、クリックがない 休眠ユーザーの関心を呼び戻す

1. ウェルカムメール

ウェルカムメールは、会員登録、メルマガ登録、資料請求などをきっかけに送信するトリガーメールです。ユーザーとの最初の接点になるため、ブランドの印象づくりや次の行動への誘導に役立ちます。

トリガー条件:会員登録、メルマガ登録、資料請求、無料トライアル開始

会員登録や資料請求をきっかけに送信するウェルカムメールの例

例:

件名:「[ブランド名]へようこそ|ご利用開始のご案内」

  • 登録へのお礼:「[名前]様、ご登録ありがとうございます。」
  • サービス紹介:「まずはアカウント設定と基本機能をご確認ください。」
  • CTA:「初期設定を始める」「サービスを見る」「資料を確認する」

ウェルカムメールでは、情報を詰め込みすぎず、最初に取ってほしい行動を一つに絞ると効果的です。アカウント設定、初回購入、資料ダウンロード、アプリ起動など、目的に合わせてCTAを設計しましょう。

2. オンボーディングメール

オンボーディングメールは、ユーザーがサービスを使い始めた直後に、初期設定や主要機能の利用をサポートするメールです。SaaS、アプリ、会員制サービス、BtoBツールなどで特に活用しやすい種類です。

トリガー条件:無料トライアル開始、初回ログイン、初期設定未完了、主要機能の未利用

利用開始後に段階的に配信するオンボーディングメールの例

例:

メール①:「[サービス名]へようこそ|初期設定を完了しましょう」

内容:ログイン方法、アカウント設定、利用開始までの基本手順を案内します。

メール②:「まず使いたい主要機能をご紹介」

内容:よく使われる機能、チュートリアル、FAQ、ヘルプページへのリンクを案内します。

メール③:「お困りですか?サポート窓口のご案内」

内容:問い合わせ先、サポート資料、導入ガイドなどを案内します。

1通で説明しきろうとするよりも、利用開始直後、1日後、3日後などに分けて段階的に案内すると、ユーザーが迷わず利用を進めやすくなります。

オンボーディング施策をワークフローで設計する際は、アプリ利用促進テンプレートも参考になります。

3. カゴ落ちメール

カゴ落ちメールは、ユーザーが商品をカートに入れたまま購入を完了しなかった場合に送信するトリガーメールです。ECサイトでは、購入直前で離脱したユーザーに再訪問を促す代表的な施策です。

トリガー条件:カート投入後、一定時間購入が完了していない

例:

件名:「カートに商品が残っています|ご購入手続きはこちら」

  • 商品リマインド:「カートに以下の商品が残っています:[商品画像/商品名]」
  • 補足情報:「在庫状況、レビュー、配送条件などを案内します。」
  • CTA:「カートに戻る」「購入手続きを続ける」

カゴ落ちメールでは、配信タイミングが重要です。初回は離脱後1時間以内、2回目は24時間後など、ユーザーの購買意欲が残っているタイミングで送ると反応を得やすくなります。

カゴ落ち対策を自動化する際は、カゴ落ち対策テンプレートも参考になります。

4. 購入後メール

購入後メールは、注文完了、決済完了、発送完了、商品到着後などをきっかけに送信するメールです。取引内容を確認してもらうだけでなく、購入後の安心感を高め、レビュー投稿や次回購入につなげる役割もあります。

トリガー条件:注文完了、決済完了、発送完了、商品到着後

注文完了からレビュー依頼までの購入後メールの流れ

例:

件名:「ご注文ありがとうございます|注文内容をご確認ください」

  • 確認:「注文番号、購入商品、配送先、支払い情報を表示します。」
  • 案内:「配送状況や商品到着予定日を案内します。」
  • 次の行動:「レビュー投稿、関連商品の確認、次回購入特典などを案内します。」

注文確認や発送通知などの重要なメールでは、販促要素を入れすぎず、ユーザーが必要としている情報を分かりやすく伝えることが大切です。フォローアップやレビュー依頼は、商品到着後など自然なタイミングで送るとよいでしょう。

購入後のフォロー施策を設計する際は、購入後メールフローも参考になります。

5. 誕生日・記念日メール

誕生日・記念日メールは、ユーザーの誕生日、会員登録日、初回購入日、契約更新日などをきっかけに送信するトリガーメールです。特別感を伝えやすく、顧客ロイヤルティの向上に役立ちます。

トリガー条件:誕生日、会員登録日、初回購入日、契約更新日

誕生日・記念日メールを配信するタイミングの例

例:

件名:「お誕生日おめでとうございます|限定特典をご用意しました」

  • お祝い:「[Name]様、お誕生日おめでとうございます。」
  • 特典:「今週限定で使えるクーポンやギフトを案内します。」
  • CTA:「特典を確認する」「ギフトを見る」

この種類のメールでは、過度に売り込みすぎず、ユーザーにとって自然に受け取れる内容にすることが重要です。名前や過去の購入履歴を活用すると、よりパーソナライズされた印象を与えられます。

6. フィードバック・アンケートメール

フィードバックメールは、購入後、サービス利用後、サポート対応後などに、レビューやアンケート回答を依頼するトリガーメールです。顧客の声を集め、商品改善やサービス改善につなげる目的で使われます。

トリガー条件:商品到着後、サービス利用完了後、問い合わせ対応完了後

商品到着後やサービス利用後に送信するフィードバック・アンケートメールの例

例:

件名:「ご利用体験についてお聞かせください」

  • 感謝:「このたびはご利用いただきありがとうございます。」
  • 依頼:「2〜3分で回答できるアンケートはこちら」
  • 補足:「回答特典や次回利用クーポンを案内する場合もあります。」

アンケートは回答に時間がかかりすぎると離脱されやすいため、設問数を絞り、短時間で完了できる設計にすると回答率を高めやすくなります。

アンケートやレビュー依頼の文面を作成する際は、フィードバックメールテンプレートも参考になります。

7. リエンゲージメントメール

リエンゲージメントメールは、一定期間ログイン、購入、クリックなどの行動がないユーザーに対して送信するトリガーメールです。休眠ユーザーの関心を呼び戻し、再訪問や再購入につなげるために活用されます。

トリガー条件:30日、60日、90日など一定期間アクションがない

休眠ユーザーの利用状況に応じて配信するリエンゲージメントメールの例

例:

件名:「お久しぶりです|今だけの特典をご用意しました」

  • 再接点:「しばらくご利用がなかったため、ご連絡しました。」
  • 価値提示:「新機能、人気商品、役立つコンテンツなどを紹介します。」
  • CTA:「もう一度利用する」「新機能を見る」「特典を確認する」

リエンゲージメントメールでは、すべての休眠ユーザーに同じ内容を送るのではなく、過去の購入履歴、利用頻度、興味カテゴリに応じて内容を分けると、反応を得やすくなります。

休眠ユーザーへの再アプローチを設計する際は、顧客維持・休眠復帰テンプレートも参考になります。

このように、トリガーメールは種類ごとに目的や適切なタイミングが異なります。次に、成果を高めるための配信タイミングと頻度設計について見ていきましょう。

トリガーメールの配信タイミングと頻度設計

トリガーメールは、ユーザーの行動や状態に合わせて送信できる一方で、タイミングや頻度を誤ると、開封されにくくなったり、配信停止や迷惑メール報告につながったりする可能性があります。

重要なのは、「すぐ送るべきメール」と「少し時間を置いて送るメール」を分けて設計することです。登録完了や注文確認のように即時性が高いメールはできるだけ早く送り、カゴ落ちや休眠復帰のようなメールは、ユーザーの状況に合わせて段階的に配信します。

トリガーメールの配信タイミングと頻度を設計する
種類 配信タイミングの目安 設計のポイント
ウェルカムメール 登録直後〜数分以内 ユーザーの関心が高いタイミングで、初期設定や次の行動を案内する
オンボーディングメール 利用開始直後、1日後、3日後など 一度に説明しすぎず、段階的に機能や使い方を紹介する
カゴ落ちメール 離脱後1時間以内、24時間後、数日後など 購入意欲が残っているうちにリマインドし、必要に応じて商品情報や特典を加える
購入後メール 注文直後、発送時、商品到着後など 注文内容や配送状況など、ユーザーが確認したい情報を優先する
フィードバックメール 商品到着後、利用完了後、対応完了後 体験が新しいうちに、短時間で回答できるアンケートを案内する
リエンゲージメントメール 30日、60日、90日など一定期間後 休眠期間や過去の行動に応じて、再訪問しやすい内容を出し分ける

1. すぐ送るべきメールを明確にする

会員登録完了、注文確認、パスワード再設定、決済完了など、ユーザーがすぐに確認したい情報は、できるだけ早く送信することが重要です。これらのメールは、ユーザーの不安を減らし、次の行動をスムーズに進める役割があります。

例えば、会員登録後のウェルカムメールでは、ログイン方法や初期設定を案内します。注文完了後のメールでは、注文番号、購入商品、配送先、支払い情報などを分かりやすく整理すると、ユーザーに安心感を与えられます。

2. 少し時間を置いて送るメールを設計する

すべてのトリガーメールを行動直後に送ればよいわけではありません。カゴ落ちメール、レビュー依頼、再エンゲージメントメールなどは、ユーザーの状況に合わせて少し時間を置いたほうが自然な場合があります。

例えば、カゴ落ちメールは離脱直後に送ると押し付けがましく感じられる場合があります。一方で、時間を空けすぎると購入意欲が下がるため、初回は1時間以内、2回目は24時間後、最後のリマインドは数日後など、段階的に設計するとよいでしょう。

配信シナリオ例:カゴ落ちメール

  • 1通目:カート離脱後1時間以内に、商品が残っていることを知らせる
  • 2通目:24時間後に、商品の特徴やレビューを添えて再度案内する
  • 3通目:数日後に、在庫状況や期限付き特典を伝える

3. 送りすぎを防ぐルールを作る

トリガーメールは自動化しやすい反面、複数の条件が同時に発生すると、同じユーザーに短期間で多くのメールが届いてしまうことがあります。例えば、カート放棄、商品閲覧、キャンペーン対象などの条件が重なると、ユーザーにとっては通知が多すぎると感じられる場合があります。

そのため、一定期間内に送信できるメール数を制限したり、重要度の高いメールを優先したりするルールを設けることが大切です。注文確認やパスワード再設定などの重要な通知は優先し、マーケティング目的のメールは頻度を調整しましょう。

頻度設計で確認したいポイント:

  • 同じユーザーに短期間で複数のメールが重複していないか
  • 注文確認、決済通知、パスワード再設定など重要なメールが優先されているか
  • マーケティング目的のメールを送りすぎていないか
  • 開封率、クリック率、配信停止率、迷惑メール報告率を定期的に確認しているか

4. ユーザーの状態に応じて出し分ける

同じトリガー条件でも、ユーザーの状態によって適切な内容は変わります。例えば、初回購入者とリピーターでは、購入後メールで伝えるべき内容が異なります。休眠ユーザーでも、過去に何度も購入していたユーザーと、一度だけ訪問したユーザーでは、訴求内容を分けたほうが自然です。

購入履歴、閲覧履歴、利用頻度、会員ランク、興味カテゴリなどをもとにセグメントを分けることで、件名、本文、CTA、特典内容をより適切に調整できます。

5. 配信後のデータを見て改善する

トリガーメールの配信タイミングや頻度は、一度設定して終わりではありません。開封率、クリック率、コンバージョン率、配信停止率、バウンス率などを確認しながら、継続的に改善することが重要です。

例えば、カゴ落ちメールの開封率は高いのに購入につながっていない場合は、本文やCTA、クーポン条件を見直します。配信停止率が高い場合は、配信頻度や対象セグメントが適切かを確認しましょう。

なお、開封率やクリック率は業種、配信対象、件名、配信タイミングによって大きく変わります。数値だけで判断せず、配信停止率やコンバージョン率もあわせて確認することが大切です。

配信後の改善では、件名やCTAを比較するメールA/Bテストや、メール到達率の改善方法もあわせて確認するとよいでしょう。

配信タイミングと頻度を適切に設計することで、トリガーメールはユーザーにとって自然で役立つコミュニケーションになります。次に、迷惑メール扱いを避けるための注意点を確認します。

トリガーメールが迷惑メール扱いされないための注意点

トリガーメールはユーザーの行動に合わせて送れる便利な施策ですが、配信頻度や件名、送信ドメインの設定が不十分だと、迷惑メール扱いされる可能性があります。

特に、マーケティング目的のメールを短期間に何度も送る、過度に煽る件名を使う、配信停止の導線が分かりにくい、といった運用には注意が必要です。

確認ポイント 注意点
件名 過度な煽り表現、不自然な記号、大げさな割引訴求を使いすぎない
配信頻度 同じユーザーに短期間で複数のトリガーメールが重複しないようにする
配信対象 ユーザーの行動や関心に合わないメールを一律で送らない
メール認証 SPF、DKIM、DMARCなどを設定し、送信元の信頼性を高める
配信停止導線 マーケティング目的のメールでは、配信停止リンクを分かりやすく表示する
配信結果 バウンス率、配信停止率、迷惑メール報告率を定期的に確認する

注文確認、パスワード再設定、決済通知などの重要なメールと、販促・リマインド目的のメールでは役割が異なります。必要なメールを、必要な相手に、適切な頻度で届ける設計を心がけましょう。

迷惑メール扱いを避けるための詳しい確認ポイントは、メールの迷惑メール対策も参考になります。

マーケティングオートメーションでトリガーメールを自動化する方法

トリガーメールは、メール配信単体で設定することもできますが、マーケティングオートメーション(MA)と組み合わせることで、より柔軟なシナリオ配信が可能になります。

例えば、会員登録、商品閲覧、カート放棄、購入完了、一定期間の未ログインなどを起点に、ユーザーの状態に合わせたメールを自動で送信できます。

トリガー条件を設定する

まずは、どの行動や状態をきっかけにメールを送るかを決めます。トリガー条件を明確にすることで、ユーザーにとって自然なタイミングでメールを届けやすくなります。

トリガー条件の例:

  • 会員登録完了 → ウェルカムメールを送信
  • 商品をカートに入れたまま離脱 → カゴ落ちメールを送信
  • 購入完了 → 注文確認やフォローアップメールを送信
  • 一定期間ログインなし → リエンゲージメントメールを送信

分岐条件と配信タイミングを設計する

次に、ユーザーの反応に応じて分岐条件を設計します。メールを開封したか、クリックしたか、購入したかによって、次に送る内容を変えることで、より関連性の高いコミュニケーションになります。

配信タイミングも重要です。登録直後に送るメール、24時間後に送るリマインド、7日後に送るフォローアップなど、目的に合わせて間隔を調整しましょう。

分岐シナリオの例:

  • メールを開封したユーザー → 詳細情報や次のCTAを案内
  • メール未開封のユーザー → 件名や配信時間を変えて再送を検討
  • 購入したユーザー → 購入後フォローやレビュー依頼を送信
  • 購入していないユーザー → 商品情報や限定オファーを案内

メール以外のチャネルも組み合わせる

MAでは、メールだけでなく、SMS、Webプッシュ、WhatsApp、アプリプッシュ通知などを組み合わせたシナリオ設計もできます。メールが未開封の場合にWebプッシュで補足する、重要な確認事項をSMSで送るなど、目的に応じてチャネルを使い分けると効果的です。

EngageLabのマーケティング自動化機能では、ユーザー行動をもとにしたジャーニー設計、トリガー条件、配信タイミング、複数チャネルでのメッセージ配信をまとめて管理できます。

具体的なシナリオ設計を考える際は、目的別のワークフローテンプレートも参考になります。

EngageLabで使えるトリガーメール・ワークフローテンプレート

トリガーメールを設計する際は、ゼロからシナリオを作るよりも、目的に近いワークフローテンプレートを参考にすると、トリガー条件や配信タイミングを整理しやすくなります。

EngageLabでは、サブスクリプション、アプリ利用促進、購入後フォロー、カゴ落ち対策、売上向上、顧客維持など、目的別のワークフローテンプレートを確認できます。自社の商材やユーザー行動に近いテンプレートを選び、配信内容や分岐条件を調整して活用しましょう。

目的 活用しやすいトリガー テンプレート
サブスクリプション更新・解約防止 契約更新前、利用頻度低下、解約兆候 サブスクリプション自動化テンプレート
アプリ利用促進 初回起動、未設定、一定期間の未利用 アプリユーザージャーニーテンプレート
購入後フォロー 注文完了、発送完了、商品到着後 購入後メールフローテンプレート
カゴ落ち対策 カート投入後、購入未完了 カゴ落ち対策テンプレート
売上向上・アップセル 購入完了、商品閲覧、リピート購入候補 売上向上ワークフローテンプレート
顧客維持・休眠復帰 一定期間ログインなし、購入なし、クリックなし 顧客維持・休眠復帰テンプレート

テンプレートを活用するときのポイント

ワークフローテンプレートは、そのまま使うだけでなく、自社の商材、ユーザー行動、配信頻度に合わせて調整することが重要です。

確認したいポイント:

  • 自社の目的に近いテンプレートを選ぶ
  • トリガー条件、配信タイミング、分岐条件を調整する
  • メールの件名、本文、CTAを自社のトーンに合わせる
  • 必要に応じてSMS、Webプッシュ、WhatsApp、アプリプッシュ通知との組み合わせも検討する
  • 開封率、クリック率、コンバージョン率(CVR)、配信停止率を見ながら改善する

まずは自社の用途に近いテンプレートを選び、トリガー条件、配信タイミング、分岐条件を調整して使うと設計しやすくなります。

EngageLabでトリガーメールを作成・分析する流れ

トリガーメールを継続的に運用するには、テンプレート作成、テスト配信、配信結果の確認、改善までを一つの流れで管理できる環境が重要です。

EngageLabでは、メールテンプレートの作成、配信前の確認、配信後のデータ分析を通じて、トリガーメール施策を改善しながら運用できます。

1. メール配信ダッシュボードを開く

まず、EngageLabの管理画面からメール配信機能に移動します。トリガーメールを設計する前に、送信ドメイン、送信元情報、テンプレート、配信レポートなどを確認できる状態にしておきます。

EngageLabのメール配信ダッシュボード画面

2. トリガーメール用のテンプレートを作成する

次に、配信目的に合わせてメールテンプレートを作成します。ウェルカムメール、カゴ落ちメール、購入後フォロー、フィードバック依頼、リエンゲージメントなど、用途ごとに件名、本文、CTAを設計します。

トリガーメールでは、ユーザー名、購入商品、閲覧履歴、注文情報などの動的な情報を差し込むことで、より自然なパーソナライズ配信を行いやすくなります。

EngageLabでトリガーメール用テンプレートを作成する画面

3. テスト配信とプレビューを確認する

配信前には、件名、本文、リンク、CTA、差し込み項目、スマートフォンでの表示を確認します。特に、購入後メールやパスワード再設定メールなど重要な通知では、誤った情報やリンク切れがないかを事前に確認することが大切です。

EngageLabでメールテンプレートをテスト配信する画面

4. 配信結果を分析して改善する

トリガーメールは、一度設定して終わりではありません。配信後は、開封率、クリック率、到達率、バウンス率、配信停止率などを確認し、件名、本文、CTA、配信タイミングを継続的に改善します。

例えば、開封率が低い場合は件名や配信時間を見直し、クリック率が低い場合は本文構成やCTAを調整します。配信停止率が高い場合は、配信頻度や対象セグメントを見直すことが重要です。

EngageLabでトリガーメールの配信結果を分析する画面

運用時に確認したい指標:

  • 開封率:件名や配信タイミングが適切かを確認する
  • クリック率:本文やCTAが次の行動につながっているかを確認する
  • 到達率・バウンス率:メールが正常に届いているかを確認する
  • 配信停止率:配信頻度や内容がユーザーに合っているかを確認する
  • コンバージョン率:購入、登録、回答などの成果につながっているかを確認する

メール配信の作成・分析をまとめて管理したい場合は、メール配信機能マーケティング自動化機能も参考になります。

まとめ

トリガーメールは、会員登録、購入、カゴ落ち、未ログイン、誕生日・記念日など、ユーザーの行動や状態をきっかけに自動で送信されるメールです。一斉配信のメルマガと異なり、ユーザーごとのタイミングに合わせて届けられる点が特徴です。

成果を高めるには、メールの種類ごとにトリガー条件、配信タイミング、対象ユーザー、件名、本文、CTAを分けて設計することが重要です。また、配信頻度、メール認証、配信停止導線、配信後の改善指標もあわせて確認しましょう。

マーケティングオートメーションと組み合わせることで、トリガーメールを単発の自動配信ではなく、登録、購入、利用促進、休眠復帰までをつなぐシナリオとして運用できます。必要に応じてSMS、Webプッシュ、WhatsApp、アプリプッシュ通知などのチャネルも組み合わせられます。

EngageLabでは、メールテンプレートの作成、テスト配信、配信結果の分析に加えて、目的別のワークフローテンプレートやマーケティング自動化機能を活用できます。まずは自社の目的に近いテンプレートを参考に、トリガーメール施策を設計してみましょう。